2008年に映画が公開され、一躍日本でも人気者となった平均年齢80歳のロック＆パンク合唱隊、ヤング＠ハート。初来日公演間近！

　ジミ・ヘンドリックス、コールドプレイ、レディオヘッド……などなど、新旧さまざまなロック曲をレパートリーとする彼らから、ニッポンのロック・ナンバーをステージで唄いたいとのリクエストがあり、オフィシャル・サイト（http://eplus.jp/sys/web/s/yahj/index.html）で応募を受け付けた結果（投票は1月末で締切）、第1位が「雨上がりの夜空に」、2位は「リンダリンダ」、以下、「いとしのエリー」「JUMP」「TRAIN-TRAIN」となり、この5曲のCDをアメリカに送って、2月上旬からさっそく練習に入っているとか！

　ヤング＠ハートの指揮者・音楽監督のボブ・シルマンは「＜雨上がりの夜空＞は、いい曲だ！と評判が高いよ。ボクは歌詞カード無しで唄えるぐらい暗記した。あとは、みんなが憶えられるかにかかってるよ！」とコメント。現時点では、どの曲を披露するのかまだ不明ですが、忌野清志郎やブルーハーツの曲を、アメリカのおじいちゃん＆おばあちゃんたちが日本公演で披露する可能性も……！

　来日するメンバーは、27名のコーラス・チームと6名のバンド、計33名に確定（映画に出演しているメンバーは、そのうち5名）。73回も「can」が出てくるアラン・トゥーサン「Yes We Can」の歌詞に戸惑い、ジェームス・ブラウン「I Got You(I Feel Good)」ではアイ・フィール・グ〜ッド！！と絶叫していた最高齢メンバーのドーラおばあちゃん（87歳）、77歳（公開当時）なのに若い彼女がいて、スポーツカーを乗り回し、“SEX BEAS”というニックネームのスティーブ・マーティンじいさん（79歳）など、個性派キャラクターは今ももちろん健在！ ……とはいえ、みなさんご高齢のため、成田に到着するまで誰が来るのか予断は許せないところ……。

　来日に先立ち、大阪、東京では映画の再上映も決定（大阪・梅田ガーデンシネマでは3月13日より、渋谷ユーロスペースは3月20日より上映）。これを機会に劇場へも足を運んでみましょう！