ボン・イヴェールことジャスティン・ヴァーノンと、ザ・ナショナルのアーロン・デスナーによるコラボレーション・プロジェクト、ビッグ・レッド・マシーン（BIG RED MACHINE）がアルバム『ビッグ・レッド・マシーン』（HSE-6908 2,400円 + 税）を9月5日（水）にリリース。発売に先駆け、収録曲「Gratitude」「Hymnostic」「Forest Green」「Lyla」の4曲が公開されています。

　エイズ撲滅のためのチャリティ・アルバム・シリーズ〈RED HOT〉の一環として2008年に発売された『ダーク・ワズ・ザ・ナイト』の制作時に、アルバムのプロデューサーを務めたデスナーが「Big Red Machine」と名付けられたアイデア・スケッチのインストゥルメンタルをヴァーノンに送ったことから始まった本プロジェクト。その後2人は2017年に〈Eaux Claires Festival〉〈Haven Festival〉〈Sounds from a Safe Harbour Festival〉にビッグ・レッド・マシーンとして出演。楽曲のスケッチを様々なコラボレーターと磨きあげていきました。

　アルバムは2人の長きに亘るコラボレーターであるブラッド・クックと共にプロデュース。ザ・ナショナルやカート・ヴァイルなどの作品で知られるジョナサン・ローがレコーディングとミックスを手掛けています。また、ヴァーノンやデスナーらが共同設立したアーティスト集団「PEOPLE」のメンバーもアルバム制作に参加。デスナーは「PEOPLEの人たちが集まって完成のための力を貸してくれなかったら、このアルバムは存在していなかったと思う」と語り、「僕たちは音楽をある程度のところまで完成させて、友だちにアイディアを募りながら、それをいたるところに送ったんだ。今作には新しい何かを感じるんだ――プロセスも違うし、出来上がったものも違う風に感じているよ」と振り返っています。