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『ブリテンズ・ゴット・タレント』から羽ばたいた14歳の逸材、チャーリー・グリーンが初来日
2011/04/04掲載
 日本でもポール・ポッツ(※シーズン1:2007年)やスーザン・ボイル(※シーズン3:2009年)らを輩出したことで知られる、英国の公開オーディションTV番組『Britain's Got Talent』。2008年放送のシーズン2においてセミ・ファイナルまで上り詰め、YouTubeによって瞬く間に世界中を魅了した若き天才シンガー、チャーリー・グリーンがついに来日。日本テレビ系『世界1のSHOWタイム〜ギャラを決めるのはアナタ〜』に出演し、噂に違わぬスウィートフル・ヴォイスを披露した。


――世界中で引っ張りだこですね。
 「これまでにアメリカやカナダ、母の故郷でもあるフィリピンや香港、それからイタリアでも歌ったよ。みんなの反応もよくて嬉しかった。いろんな国の人や文化に直に触れることがすごく勉強になっていると思う」
――まだ14歳になったばかりとか。なのに、往年のスタンダード・ナンバーなどが抜群です!
 「小さい頃から家にはフランク・シナトラの歌声があふれていた。車に乗って出掛ける時にもね。それで僕もマイケル・ブーブレとかが好きになって、彼のCDに合わせて歌ったり。それに父もプロのシンガーだったのでその影響もかなり受けていると思う。『Britain's Got Talent』のオーディションのことを最初にネットでみつけて応募したのも、じつは父なんだ(笑)」
――最新アルバム『ア・フレンド・ライク・ユー』ではジャンルの枠を超えたさまざまな名曲のカヴァーが楽しめますね。
 「スタンダードもあれば60年代や70年代のポップスもあるし、エルヴィス・プレスリースティーヴィー・ワンダーのナンバーも。それぞれ時代やタイプは違うけど、それを自分のスタイルで歌い上げてみようと思ったんだ」
――ビートルズの「レット・イット・ビー」やニール・セダカの「恋の日記」では時代を超越した10代の少年の“等身大”なひたむきさが感じられました。
 「名プロデューサーであるクリスチャン・デ・ウォルデンの力もあると思うよ(笑)。以前にもレコーディングの経験はあったんだけど、彼とはすごくやりやすかった。今回関わった人みんなとまた一緒に仕事がしたい」
――スウィンギーな歌唱も素晴らしいけど、オリジナル曲「ユア・オールウェイズ・ゼア」のようにしっとりと歌い上げるバラードにもシビレました!
 「誰もが楽しめるようなアルバムにしたかった。ひとつでも気にいった曲をみつけてもらえたらいいな」




――「イワン」ではフィリピンの公用語であるタガログ語の歌唱にも挑戦しています。アジアのテイストもあなたの“強み”のひとつですね。
 「タガログ語は先生について発音を勉強しただけで、喋れるわけではないだ。英国人である父もフィリピン系の母もどちらのルーツも僕の誇りだよ」
――今後はどういう曲を歌っていきたいですか。
 「シナトラやブーブレも好きだけど、ビヨンセブルーノ・マーズも好き。クイーンやビートルズもよく聴くよ。過去の名曲を掘り起こして、今の時代に紹介するような存在にもなりたいし、将来的には自分で曲も書けるようになりたい。楽器も今はピアノが好きだけど、ギターも弾けるようになりたいな」
――音楽以外で好きなことは?
 「サッカーの試合を観ることかな。マンチェスター・ユナイテッドのファンだけど、今回日本のリーグにも興味を持ったよ。またコンサート・ツアーなどでこの国に戻ってこられたら最高!」
取材・文/東端哲也
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