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小沢健二全く影響を受けていない(はずの)この人。
フリッパーズ時代の発言はジョンの毒舌に負けず劣らず、歌詞での言葉使いはまるで「アイ・アム・ザ・ウォルラス」や「アクロス・ザ・ユニヴァース」。ソロ第一作では余計なものを削ぎ落としたシンプルな音にのせ、続くアルバム
『LIFE』では愛を歌う。そして、過去を否定するように「フリッパーズ・ギター」という言葉を狩り始める。それは「元ビートルズとは言わないでほしい」と言ったソロ時代のジョンのよう。また、音楽業界から姿を消したり、突然活動を再開したその拠点がニューヨークだったり。何気符合する点が多すぎ。発言や歌詞などを意図的に深読みさせるようなところもまたジョン・レノンっぽい。もしかしたら小沢はジョンのことが好き? そういえば、フリッパーズって1stアルバムでは、リッケンバッカー320(325が出るまでジョン・レノン・モデルとして代用されていた)を使ってたな……。