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【CDJスタッフ選】 ベスト・ディスクTOP3!【2008/4〜6月編】
2008/07/09掲載


(1) Natural9Nation/親不孝三十六房/街角の月の下で
(2) V.A./自力
(3) Portraits of Past/Discography



12年目の「bring da 感動 like 矢島正雄」。近々……リリース予定のフル・アルバムに先駆けて登場したNatural9Nationの12inch(1)。どちらの曲も尻汗びっちょりの熱っぽさ。たまりません。『it's perfectly obvious that...』にも震えたACTIVE MINDSからスタート、VOCO PROTESTA、KOLA、SEEIN RED、OUT OF TOUCH(ラスト音源!)などなど、“FUCK CAPITALISM”のもとに集ったワールドワイドなコンピレーション(2)。そして再結成!に血沸き肉踊る「90’s」代表、Portraits of Pastのディスコグラフィ盤(3)。正座して聴くしかないわけです。(星)





(1) Essie Jain/Inbetween
(2) WOLD/Stratification
(3) JEX THOTH/st



NYのシンガー・ソングライター、Essie Jainのデビュー・アルバムからほぼ1ヵ月後に発売された2ndアルバム。ピアノ弾き語りがメインですが、小編成のバンド・アンサンブルもあり、NYらしい雰囲気満点で素晴らしい。NYには行ったことないけどね。鬼のハーシュ・ブラック、WOLDの3rdアルバムは脈動するノイズに絶叫が絡む作品ながら、以前よりもグッと聴き易くなった感があります。トランシー。JEX THOTHは麗しのヴォーカリストJex Thoth率いるオールド・スタイル・ドゥーム。出てくる時代を間違えてしまったレイドバック感の中に、モダンな要素がうっすらと溶け込んでいます。最近のフリー・フォーク好きの方にもおすすめできそう。(久)





(1) コールドプレイ/美しき生命
(2) パニック・アット・ザ・ディスコ/プリティ。オッド。
(3) ルーム・イレヴン/ヘイ・ヘイ・ヘイ!



ザ・ラスト・シャドウ・パペッツザ・ミュージックザ・ドレイトーンズなど相変わらずUKものばかりを買っていた4月以降。その中で3枚選ぶとなると、まずはやっぱりコールドプレイの(1)ですかねえ。スケールが大きいのにコンパクト。バンド・サウンドなのにバンドっぽくない。なんかいろんな意味で次元が違った一枚だと思う。米国のバンドなのに妙に英国っぽい(2)。1stは正直何とも思わなかったけど、今回のこのポップ・サイケ感はたまらんです。大好きです。ジャジーでポップなオランダ発の(3)は、UKばかり聴いている耳には非常に優しく響きました。素敵です。あとはケイジャン・ダンス・パーティザ・ティーンネイジャーズ、国内では電気グルーヴKAREN黒沢健一などを良く聴いた4〜6月でした。(千)





(1) 原田郁子/ケモノと魔法
(2) 曽我部恵一BAND/キラキラ
(3) 松田優作/松田優作BOX SLOW NUANCE



(1)は入魂の大特集を担当させていただいたという意味でも思い入れの深い作品。原田郁子というアーティストが持っている野性的ともいえる生々しい魅力をあるがままに音とヴィジュアルに封じ込めた、共同プロデューサーZAK&アートディレクター有山達也、両氏の手腕も素晴らしい!(2)は自分の中に眠っている“男のコ”に「あ〜そ〜ぼ〜」と声をかけて外に連れ出してくれるような一枚。やっぱ男子たるものいつでもキラキラしていたいものです。(3)はヘタれそうになってる自分に「お前、それでいいのか、あん?」と猛烈な激(with ビンタ)を飛ばしてくれるような頼れる一箱。男たるものいつでもギラギラしていたいものです。(望)





(1) M83/Saturdays = Youth
(2) V.A./Big Blue Ball
(3) ブッシュマンvsキョンシー、vsパンダ! 最強メガパック



(1)は人気エレクトロ・シューゲイザーの3年ぶりの新作。どこか80年代ぽい? (2)はピーター・ガブリエルが15年以上の月日を経て完成させたプロジェクト・アルバム。どこかアフロ・ケルトぽい? (3)はコイサイマン(旧称:ブッシュマン)ことニカウさんと、キョンシー、霊幻道士(ラム・チェンイン!)が共演した夢のコラボ映画『ブッシュマン キョンシーアフリカへ行く』を収録。ブルース・リーの霊が宿ったニカウさんの戦闘シーンは必見! どこか昔の『マジンガーZ対デビルマン』ぽいヒーロー映画? DVDにはその他、ニカウさんが悪党からパンダを守る『ブッシュマン ニカウさん中国へ行く』も収録。(徳)





(1) コールドプレイ/美しき生命
(2) Perfume/GAME
(3) 笹川美和/miwaBLUE

 

4〜6月は、よくよく考えると一貫性のない音楽の聴き方をしてましたね。(1)(2)はサウンド面に最初は惹かれ、詞の方もよくブックレットを眺めていたら“なかなか深いな”ということに気付いた作品です。ジャンルはまったく違うんですけどね。(3)はインディーズに戻った笹川美和のミニ・アルバムで、サイト上とライヴ会場でしか手に入らないCD。ゆったりとした感覚のアコースティック・サウンドと、詞の味わい深さがある作品です。最近はどんな音楽でも、メロディのよさとかタイトルがきっかけになることもありますが、詞の方に重点を置いて聴き込んでしまう傾向があります。(清)
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