
(1) Natural9Nation/親不孝三十六房/街角の月の下で
(2) V.A./自力
(3) Portraits of Past/Discography
12年目の「bring da 感動 like 矢島正雄」。近々……リリース予定のフル・アルバムに先駆けて登場したNatural9Nationの12inch(1)。どちらの曲も尻汗びっちょりの熱っぽさ。たまりません。『it's perfectly obvious that...』にも震えたACTIVE MINDSからスタート、VOCO PROTESTA、KOLA、SEEIN RED、OUT OF TOUCH(ラスト音源!)などなど、“FUCK CAPITALISM”のもとに集ったワールドワイドなコンピレーション(2)。そして再結成!に血沸き肉踊る「90’s」代表、Portraits of Pastのディスコグラフィ盤(3)。正座して聴くしかないわけです。(星)

NYのシンガー・ソングライター、Essie Jainのデビュー・アルバムからほぼ1ヵ月後に発売された2ndアルバム。ピアノ弾き語りがメインですが、小編成のバンド・アンサンブルもあり、NYらしい雰囲気満点で素晴らしい。NYには行ったことないけどね。鬼のハーシュ・ブラック、WOLDの3rdアルバムは脈動するノイズに絶叫が絡む作品ながら、以前よりもグッと聴き易くなった感があります。トランシー。JEX THOTHは麗しのヴォーカリストJex Thoth率いるオールド・スタイル・ドゥーム。出てくる時代を間違えてしまったレイドバック感の中に、モダンな要素がうっすらと溶け込んでいます。最近のフリー・フォーク好きの方にもおすすめできそう。(久)