ミニ・レビュー
気骨稜々たる作風で合唱界をリードする信長貴富。宮沢賢治の内なる心象風景に肉薄する意欲作「春と修羅」を合唱団ひぐらしが熱唱する。作曲家の鋭敏な感性を把握した鮮烈な響きに深く心を打たれる。「ノスタルジア2」における日本語の美しさも特筆大書したい。★
収録曲
01春と修羅〜混声合唱とピアノのための (信長貴富)
〈無伴奏混声合唱のためのノスタルジア2〜日本語に着替えた外来歌〉
02大きな古時計 (ワーク)
03すみれの花咲く頃 (デーレ)
04一週間 (ロシア民謡)
05旅愁 (オードウェイ)
06線路は続くよどこまでも (アメリカ民謡)
07埴生の宿 (ビショップ)
08ドナドナ (セクンダ)
09私の青空 (ドナルドソン)
10グリーングリーン (マクガイア&スパークス)
11螢の光 (スコットランド民謡)
12箱根八里 (瀧廉太郎)
13みかんの花咲く丘 (海沼実)
14別れの歌 (中田喜直)
演奏
(1)(6)(10)(11)(14)清水昭,(2)〜(5)(7)〜(9)(12)(13)野本立人指揮 合唱団ひぐらし (1)斎木ユリ(P)
録音
(1)(2)(5)(8)(9)(12)2007.2 (3)(4)(6)(7)(10)(11)〜(14