ミニ・レビュー
カラヤンが絶頂期の71年に収録したメンデルスゾーンの全集がSA-CDとして蘇った。古典的な均整を保ちながらも抒情的な美しさが引き立つ名演である。明快にして流麗な「宗教改革」、瑞々しい「イタリア」、格調高い「スコットランド」、みな聴きごたえ十分だ。★
ガイドコメント
カラヤン指揮ベルリン・フィルによるメンデルスゾーンの交響曲全集(1971〜72年録音)。このコンビならではのゴージャスかつ色彩感豊かなサウンドは、録音から約半世紀経った現在もなお永遠の輝きを放っている。
収録曲
メンデルスゾーン:
[Disc 1]
01交響曲第1番ハ短調op.11
02交響曲第3番イ短調op.56「スコットランド」
03交響曲第4番イ長調op.90「イタリア」
[Disc 2]
01交響曲第2番変ロ長調op.52「讃歌」
02交響曲第5番ニ長調op.107「宗教改革」
演奏
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [2] (1)ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団 エディット・マティス,リゼロッテ・レープマン(S) ヴェルナー・ホルヴェーク(T)