日本最大級の情報量 音楽と映像 オールジャンル・サイト CDJournal.com
豪華プレゼントが当たる! CDジャーナル & CDJournal.com 愛読者アンケート実地中!
総合TOPジャパニーズ ロック&ポップス TOPロック&ポップス TOPジャズ TOPクラシック TOPアニメ、映画、映像 TOPカレンダーMyCDJ音楽書架
ニュースリサーチCDJ PUSH連載動画/試聴チャート
ニューリリース(新譜一覧)レビューCDJアーカイヴメールマガジンプレゼントカンパニー

ゴールデン・シルヴァーズ ファンキーでセンチメンタルでニューウェイヴィでメロウ。さまざまな音楽をポップに瑞々しく昇華したデビュー作!

 2008年、英グラストンベリー・フェスティバルの新人枠コンテストで優勝。甘いハーモニー、人懐っこいヴォーカルとソウルフルなメロディ、グルーヴ感あふれる幅広い音楽性の楽曲を聴かせるロンドン出身の3人組、ゴールデン・シルヴァーズ。デビュー前でありながら今年3月のBritish Anthemsでパフォーマンスを披露し、8月のSUMMER SONIC 09への出演も決定、すでに大きな注目を集めている。そんな彼らが5月27日にアルバム『トゥルー・ロマンス』でデビュー。本作について、来日していた3人に話を訊いた。




 ギターレスでキーボードがメロディ・ラインを担っていることもさることながら、ゴールデン・シルヴァーズの音作りは非常にユニークだ。デヴィッド・ボウイを思わせる華やかでポップなラインがあるかと思えば、時にはニューウェイヴ風味も、また時にはスライプリンスもかくやのファンキーさも、そしてスティーヴィー・ワンダー的な琴線を揺るがすメロディもある。踊れるポップさと歌えるセンチメンタルなメロディを共存させながら、徹底的に普遍的。どの時代のいつの影響を受けてきたのか、考え始めるほどにこちらを混乱させる。面白くてたまらない。
 「本当にさまざまな音楽から影響を受けてきたよ。時代で言えば60年代はビートルズジミ・ヘンドリックスローリング・ストーンズ、スライ&ザ・ファミリー・ストーンなど、80年代だったらプリンスやトム・トム・クラブトーキング・ヘッズだし。それにポップにレゲエにダンスホール、90年代だったらレディオヘッドスーパーグラスブラー、それから初期のオアシスなんかもよく聴いたな。30年代のブルースや50年代のジャズ、スティーヴィー・ワンダーにマーヴィン・ゲイジェイムス・ブラウン、それに90年代のラップまで聴いてる。いろんな音楽をゴールデン・シルヴァーズというフィルターを通し、新しい音楽として作っていくというのが僕たちの音楽作りなんだよね」 (グウィリム・ゴールド/vo、key)


 もともとグウィリムとアレクシス・ヌネズ(ds)でやっていたDolly Daggersで2006年にXLと契約するも、デビュー直前にバンドが解散。そこにベン・ムアハウス(b)が新加入し、昨年のグラストンベリー・フェスの新人枠に優勝してついに注目を浴びた苦労系3人組だ。博覧強記な音楽知識に裏打ちされている職人肌な音作りはマニアをも満足させるだろうが、それでも、彼らが最も大切にしているのは“勘”だというのがいい。知識の深いバンドほど音作りの完成形へのハードルが高いものだが、そのあたりについて問うとこんな答えが。
 「不思議なことに、全員が“これ、いいじゃん!”っていう時があるんだよ。それは、これ以上楽器を足してもいじっても、これよりも良くならないっていう瞬間でさ。メンバーみんなが同時にそれを感じるってのが面白いんだけどね」 (アレクシス)
 「あれはマジックだよね」 (ベン)

 そうやって“勘=心”を重要視するゴールデン・シルヴァーズの在り方は、職人肌の芸術家ほど技のみに偏らないことをも思い出させる。メロウな憂いがさまざまなパターンで響くデビュー作『トゥルー・ロマンス』の深みは、そのあたりにも起因するのだろう。
 「音楽的に、今も成長してる実感があるんだ。プロデューサー(Lexxx)が音の提案をしてくれたりもして、そのあたりに僕らがワクワクしている感覚も、フレッシュにこのアルバムには出ていると思うよ」 (アレクシス)

 頭がとにかく柔らかい。今後にも、期待だ。






取材・文/妹沢奈美(2009年3月)
オール・ジャンル 最新CDJ PUSH
 
※ 情報の提供、修正、不足はございますか?
└ 情報の掲載、または間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 音楽・映像関連の記事/情報を提供いたします。
└ 音楽・映像の「記事」、またはCD・DVDの「カタログ情報」とそれに付随する「関連記事」をご提供いたします。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 【ザ・ホラーズinterview】傑作『プライマリー・カラーズ』を携え来日したザ・ホラーズに直撃――サイケデリック・ミュージックの魅力とバンドの展望を聞く[インタビュー] COKEHEAD HIPSTERS、12年振りのオリジナル音源『FREE NOT FREE』が登場!
[インタビュー] 【ティンテッド・ウィンドウズinterview】往年のパワー・ポップをモダンに昇華――ティンテッド・ウィンドウズのデビュー作[インタビュー] 「ヒップホップ・シーンの外にもオレたちの音楽を届かせたい!」──RHYMESTER、4年ぶりのニュー・アルバム『マニフェスト』が到着!
[特集] 【デビュー5周年企画】木村カエラの奔放な音楽履歴をプレイバック![インタビュー] 新たなモードに突入した小島麻由美、4年ぶりのニュー・アルバム『ブルーロンド』が完成!
 iTunes Store(Japan)
※ 弊社サイトでは、CD、DVD、VIDEO、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
※ 発売日・価格・収録内容等は変更になる場合がございます。よく確認のうえご購入ください。なお一部店舗では取り扱っていない場合もございます。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015
本サイトに掲載されているすべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。(C) ONGAKUSHUPPANSHA Co.,Ltd.