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featureCDJournal.comスタッフが選ぶ“2010年 私の上半期Best5”!

Miss Monday / 2010/07/21掲載
CDJournal.comスタッフが選ぶ“2010年 私の上半期Best5”!
気付けば夏本番! フレッシュな感性の赴くままに、日々DIGし続けるCDJournal.comスタッフが選ぶ“2010年 私の上半期Best5”。1月〜6月までに発売された作品の中からセレクト&レコメン、被り一切なしという奇跡のラインナップをご覧ください。
(1) COSMOS/シャネルとホステス
(2) INNER TERRESTRIALS/BEST
(3) ドレイク/サンク・ミー・レイター
(4) シー&ヒム/ヴォリューム・トゥ
(5) HIRAGEN from TYRANT/CASTE
 タイトルだけで名盤確定な札幌ハードコア現在形(1)。サウンド(フィンガー5!)&リリックはもちろんですけど、アートワークの冴えっぷりもサイコーすぎる。来た! ロンドン生まれのアナーコSKAレジェンド! 対訳もじっくり読みふける(2)、ゆらゆら梅雨時ホリデイ・ミュージック(3)、激キュートなぼんやりさん(4)、グループでのフル・アルバムにも期待しっぱなしTYRANTよりHIRAGENソロ(5)、いつもご機嫌です。ABHINANDAEARTH CRISIS、LIP CREAM観てホント幸せ。(星)
(1) THE SIGHT BELOW/It All Falls Apart
(2) Lindstrom & Christabelle/Real Life Is No Cool
(3) MONUMENT TO THIEVES/Monument To Thieves
(4) BREAKAGE/Foundation
(5) V.A./Speak Easy
 (1)シアトル産エレクトロ・シューゲイズ待望の2nd。FENNESZやBELONGよりも美麗、Ulrich Schnaussよりエクスペリメンタルのバランス感。(2)単純に唄ものディスコとしても楽しめますが、油断すると滲み出るド変態サイケ汁にやられてしまいます。(3)オレンジカウンティ90sハーコー・オールスターズ、満を持しての1stフル。リヴァイヴァルで終わらないセンスが絶妙。(4)近年減少傾向にある直球ダブステップですが、まだまだこんなに素晴らしい作品が。BURIALとの共演に涙。(5)NUMBの新曲かっこよすぎる!……あと、Gonjasufiが危険でした。Loveは引き続きKylee。「It's You」いいよ。ライヴもキュート!(久)
 良作盛りだくさんで絞るのがとても大変でした。CDが売れないだなんだとネガティヴな話ばかりが行き交う音楽業界ですが、そんな事情にかかわらず素晴らしい音楽はたくさん生まれているのだとあらためて実感。そういう音楽がしっかり多くの人に届いてほしいなと思いながら選んだ5枚です。

 ほかに、ギル・スコット・ヘロンモーズ・アリソン(国内盤は7月発売)、ソロモン・バークら年長者の活躍も印象的でした。また、プロデューサー、ピーター・ケイティス(ザ・ナショナル、ヨンシーフライトゥンド・ラビットザ・スウェル・シーズンファンファーロなど)の好調ぶりも目立った気が。(と)
 サニーデイ・サービス新譜リリースのニュースは、今年前半のかなり心躍る出来事でした。やはりあの3人にしか出せない、淡く甘酸っぱい感じがたまりません。青春 is back!な(1)でした。ほか4枚もわくわく胸が打ち震えた作品ばかり。ジム・オルークのバカラック・トリビュート(3)は、数々の豪華ゲスト・ミュージシャンやアレンジの妙が面白く、アートワークも素敵すぎる一枚。これは絶対CDで持つ価値あり!(5)は、渋さ知らズでも活動しているジャズ・ピアニストの初リーダー作。黒っぽいフィーリングを持ちながらパワフルに展開していくオリジナルの楽曲は爽快感たっぷり。外へ、外へと発散していくエネルギー量は半端ないです。(木)
 いつにも増して、家でゆっくり音楽を聴く時間が取れなかったこの上半期……。シゴトとは別口で、時間と時間の隙間に、いつも肌身離さず聴いていたのが(1)〜(4)。自然派チェリストのブルネロ2度目となるバッハ無伴奏録音(1)と、ベザイデンホウトがムローヴァに負けず劣らず素晴らしい(2)は、ともに演奏者の自由な精神が聴く者の心を解放してくれます。(3)はジャケ写を見ているだけでもワクワク。(4)はPOPさを増してOL層ウケを狙ったものの、果たしてその成果やいかに? (5)はロストロポーヴィチ夫人主演の『チェチェンへ アレクサンドラの旅』が沁みました。それにしても紀伊国屋のDVD-BOX、出るもの出るものいちいちツボで、有難すぎます!(原)
 “2010年”と言われて今後まっさきに思い出すであろう作品が七尾旅人の(1)。規制のフォーマットやシステムに捉われることなく自らの手で表現の地平をガンガン切り開いていく彼の後ろ姿は、同時代を生きるミュージシャンはもちろん、今後現れるであろう新たな音楽の担い手たちに大きな気付きと勇気を与えてくれたはず。“ギターバンド”という既成概念を豪快にぶち壊し、多様なサウンド・アプローチに取り組んだアジカンの(2)や、星野源というアーティストが持つ底知れぬ才能を静かに伝える(3)、独自の進化を遂げて、もはや世界中のどこを見回しても似たようなバンドが見当たらない唯一無比の存在となったクラムボンの(4)、マヌ・チャオフェルミン・ムグルサといったアーティストと共鳴しつつも日本人としての自らのアイデンティを狂おしいまでに掘り下げた(5)も今年の上半期で強く印象に残った作品。(望)
 2010年上半期が過ぎて改めて思ったことは、“ここ数ヵ月、完成度の高い力作が多い”ということ。もう少し具体的に言うと、以前からもそうだったかもしれませんが、“制作者の意図や熱を感じられる”作品が増えてきたように思います。やはり聴き込んで、じっくりと分析しているものは特にそう思うわけですが、上記で挙げた作品はとくに素晴らしかった。アーティストの生き様や行動を追って、コンセプトを認識して、歌詞の言葉をなぞって……そこで初めてわかる深い感動もある、そう実感した5枚です。(清水)
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