カラフルな楽曲が詰まった東京女子流の1stアルバム『鼓動の秘密』

東京女子流   2011/05/24掲載
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カラフルな楽曲が詰まった東京女子流の1stアルバム『鼓動の秘密』
 昨年5月のデビューから1年間、ライヴとシングル・リリースを重ね、歌とダンスに磨きをかけてきた5人組ガールズ・ダンス&ヴォーカル・グループ、東京女子流が、1stアルバム『鼓動の秘密』を完成させた。これまで高いクオリティのダンス・ポップ・チューンを披露し、幅広い層から熱烈な支持を集めてきた女子流。本作は、多くの期待に応える強力な作品といっていいだろう。フレンチ・ポップ的な切ないメロディのミッドチューン「鼓動の秘密」から、勢い全開の「Attack Hyper Beat POP」、初のバラード「サヨナラ、ありがとう。」、ジャジー&ロカビリーな「孤独の果て〜月が泣いている〜」など、カラフルな楽曲がずらり。フレッシュかつキュートな彼女たちの魅力が存分に詰まった『鼓動の秘密』について話を訊いていこう。


――デビューから1年を経て、ついに1stアルバム『鼓動の秘密』がリリースされましたが、どんなアルバムにしたいと思いました?
庄司芽生(以下、庄司)「最初、デビューして1年でアルバムができるって聞いたときはビックリしてうれしくて。1枚でたくさんの女子流を知ってもらいたいなと思いました」
中江友梨(以下、中江)「デビュー曲の<キラリ☆>から全部入っているので、女子流の成長を感じてもらえたらなって。ホント“音楽の楽しさを歌って踊って伝えたい”って感じです」
新井ひとみ(以下、新井)「アルバムを出すって聞いたときは嬉しかったし、みんなビックリしたんです。夢が叶ったって」
小西彩乃(以下、小西)「本当にアルバムを出すのが夢だったんです。こんなに早く出せるとは思ってなくて、今でもビックリしてるくらいなんです(笑)」
山邊未夢(以下、山邊)「1年間の女子流が分かる1枚になってると思います。声が変わってたりするし、私たちの成長が詰まってるなって」




――アップチューンからバラードまでバラエティに富んだ楽曲が収録されてますが、特に印象深い曲、お気に入りの曲はありますか。
 山邊 「切ない<サヨナラ、ありがとう。>は、女子流初のバラードでとても好きです。あと、<おんなじキモチ>の中国語バージョン(ジャケットC盤に収録)は、発音が難しくて、練習もレコーディングもすごく大変でした」
 小西 「<頑張って いつだって 信じてる>は、去年の夏にこの曲のキャンペーンを25公演やったんですけど、お客さんと盛り上がれたし、勇気や元気が出る曲なので、この曲を聴いて、みなさんに元気になってほしいです。あと、<ヒマワリと星屑>と<ゆうやけハナビ>は夜遅くレコーディングして、声だけハイテンションだった思い出があります(笑)」
 新井 「ひとみは<おんなじキモチ>です。アニメ『はなかっぱ』のエンディングで流れたので、みなさんと一緒に、小さい子も盛り上がれる曲なので好きです」
 中江 「<きっと忘れない、、、>はレコーディングではきちんと歌えたんです。でもライヴをやり始めたら音程がずれちゃったんです。そのあと正しい音程に戻ったんですけど、すごく悩むくらい、苦労した曲だという思い出がありますね」
 庄司 「芽生はデビュー曲の<キラリ☆>です。歌詞が、デビュー当時の自分たちにピッタリで、目標に向かって出発するぞって内容なんです。あとPV撮影も初めてで、しかも芽生が1番目の収録だったんです。不安で戸惑ったけど、いろいろ勉強できたし、<キラリ☆>があったから、みんなでまとまって頑張ってこれたなと思うので、一番好きです」
――アルバムのオープニング曲で、新しいシングルにもなる「鼓動の秘密」は、切ないミッドチューンですね。どんな気持ちで歌ったんですか?
 山邊 「歌詞の意味をきちんと理解して、片想いの気持ちを想像して歌いました」
 小西 「この曲の主人公の女のコの気持ちになり切って歌いました。ちょっと切ない感じなので、あまり大きな声を出さずに、ちょっと悲しいイメージで歌ったんです」
 新井 「気持ちが届いてほしいって場面を思い浮かべて、気持ちを込めて歌いましたね」
 中江 「片想いして、好きな子に気持ちを伝えたいっていう、すごく女の子らしい歌ですよね。でも最初は、どんな気持ちで歌えばいいか分からなくて難しかったんです。でも、出だしを歌うのが私だったので、頑張って主人公の気持ちになり切って歌ったんです」
 庄司 「伝えたいけど伝えられないという気持ちを理解するのが難しくて。それで、何度も歌詞を読んでいったら、なんとなく分かるようになってきたんです。芽生もみんなと同じく、このコになり切ってレコーディングを頑張りました」
――さらに初のバラード「サヨナラ、ありがとう。」も両A面ですね。
 中江 「ハイ。初めてバラードを歌うことになったときは、すごく戸惑いました(笑)」
 庄司 「そうそう。ずっとアップテンポの曲を歌ってきたので、バラードを歌えるのかなってビックリしてたんです」
 小西 「でも、みんなで頑張って優しい感じの歌になったなって」
 新井 「バラードって、歌も目立つので、ちゃんと歌わないとってすごく練習したんです」
 山邊 「あと、GIRL NEXT DOORの鈴木大輔さんに作っていただいたのも、とてもうれしかったです」




――では、女子流の1つの集大成というべきアルバムが完成して、今の感想を聞かせてください。
 庄司 「1曲目の<鼓動の秘密>の心臓の音から、聴いてる自分もドキドキしてくるんです。全部違う感じの曲ばかりだし、聴いてても飽きないし、いろんなテンションになれるアルバムになったと思います」
 中江 「1曲1曲が、女子流の5人みたいに個性豊かで、飽きずに聴いてもらえると思うんです。楽しい曲もあるし、寂しいバラードもあるし、大人っぽい曲も、中国語も入ってるし(笑)。ワクワク楽しんで聴いてほしいです」
 新井 「女子流のみんなの声も、すごく変わってるのが分かるんですよ。苦労もいっぱいあったけど、すごく楽しいアルバムになってうれしいです」
 小西 「1曲1曲に思い出が入ってて、ほんとは全部の曲のことをしゃべりたいくらいです(笑)。あと、私は移動中に音楽聴くことが多いけど、みなさんにも移動中に聴いてもらえたらなって。今から行くぞってときは元気な曲、疲れたときはバラードをしっとり聴いてもらいたいです」
 山邊 「最近レコーディングした<Attack Hyper Beat POP>や<孤独の果て>と、最初に録った<キラリ☆>を比べたら、声が全然違ってビックリしたんです。全部の曲に対して感情の込め方が違うし、成長も分かるしうれしいです。そんな女子流のアルバムを、ぜひみなさんに聴いてもらいたいです」
――いろんなタイプの曲を歌ってみて、もっとチャレンジしたいって思いも沸きましたか?
 中江 「ハイ! これからどんな歌を歌えるんだろう?って楽しみも増えました」
 小西 「あとライヴやイベントで、もっともっと歌いたいなと思いました」
 山邊 「私たち、K-POPが大好きなんですよ。全然まだまだですけど、いつかは、東方神起さんや少女時代さんくらい、カッコよく歌って踊れるようになりたいです(笑)」


取材・文/土屋恵介(2011年4月)
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