ザ・ビートルズ   2009/09/08掲載
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ザ・ビートルズ全213曲 聴き比べ&徹底解剖! ****【衝撃度】付き****(6)


イエロー・サブマリンイエロー・サブマリン
YELLOW SUBMARINE

(TOCP-71012/1969年1月発売)
01.イエロー・サブマリン
Yellow Submarine
Lennon-McCartney
ポールが中心になって書き、リンゴの代名詞となった曲。『リボルバー』収録ヴァージョン同様、海の音のサウンドエフェクトの臨場感が増し、間奏のSEもクリアに。
02.オンリー・ア・ノーザン・ソング
Only A Northern Song
Harrison
ジョージ作のサイケな曲。ポールのベースと、パーカッションやトランペットが目立っている。この曲もリアル・ステレオ・ヴァージョンはないが、全体的にクリアな音像になった。
03.オール・トゥゲザー・ナウ
All Together Now
Lennon-McCartney
ポールが書いた単純でコミカルな数え唄。ポールのヴォーカルと4人のハーモニーが表情豊かになり、ジョンの生ギター、ポールのベースも歯切れ良く、開放的な仕上がりに。
04.ヘイ・ブルドッグ
Hey Bulldog
Lennon-McCartney
激しいギター・リフが印象的なジョン作のハード・ロック。ジョンのピアノ、ポールのベース、ジョージのエレキ・ギターともにパワフルで力強いサウンドに。
05.イッツ・オール・トゥー・マッチ
It's All Too Much
Harrison
ジョージがドラッグ体験での“悟り”を歌い込んだサイケな曲。ジョージのエレキ・ギターとポールのベースをはじめ全体的に強靭かつ過激さが増し、さらに混沌としたサウンドに。
06.オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ(愛こそはすべて)
All You Need Is Love
Lennon-McCartney
ジョンが書いたメッセージ・ソング。『マジカル・ミステリー・ツアー』収録ヴァージョン同様、ジョンのヴォーカルが前面に出て、ポールのベースとストリングスもクリアに。

※07〜13はジョージ・マーティン・オーケストラの演奏
07.ペパーランド/Pepperland
08.シー・オブ・タイム/Sea Of Time
09.シー・オブ・ホールズ/Sea Of Holes
10.シー・オブ・モンスターズ/Sea Of Monsters
11.マーチ・オブ・ザ・ミーニーズ/March Of The Meanies
12.ペパーランド・レイド・ウエスト/Pepperland Laid Waste
13.イエロー・サブマリン・イン・ペパーランド/Yellow Submarine In Pepperland





アビイ・ロードアビイ・ロード
ABBEY ROAD

(TOCP-71013/1969年9月発売)
01.カム・トゥゲザー
Come Together
Lennon-McCartney
ジョンがチャック・ベリーの曲にヒントを得て書いたファンキーな傑作。ポールのベースが大きい。イントロに入っているパーカッション系の音やリンゴのドラムもはっきり聞こえる。
02.サムシング
Something
Harrison
初めてシングルA面に収録されたジョージの傑作。ジョージのヴォーカルがまろやかになり、リンゴのドラムとハイアットの響きがクリアになっている。
03.マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー
Maxwell's Silver Hammer
Lennon-McCartney
ポールお得意の物語風の作品で、ポールはモーグ・シンセサイザーも手掛けている。ポールのベースとリンゴのドラムがクリアに。
04.オー!ダーリン
Oh! Darling
Lennon-McCartney
ポールの激しいシャウトが聴けるポール作のオールド・スタイルのロック・ナンバー。リンゴのドラムがさらに力強く響くようになった。
05.オクトパス・ガーデン
Octopus's Garden
Starkey
リンゴがジョージの助けを借りて書いた2曲目。ジョンのエレキ・ギターのアルペジオ、間奏のSEとコーラスなどがクリアになっている。
06.アイ・ウォント・ユー
I Want You (She's So Heavy)
Lennon-McCartney
ジョンがヨーコへの想いをストレートに歌ったブルース調のヘヴィ・ロック。ポールのベースがよりパワフルに、重厚に聞こえる。リンゴのドラムもクリア。
07.ヒア・カムズ・ザ・サン
Here Comes The Sun
Harrison
ジョージ作の軽快なアコースティック作品。ジョージの生ギターは一部クリアになるところがあり、間奏のジョージのシンセサイザーも明快に。ポールのベースも前面に出ている。
08.ビコーズ
Because
Lennon-McCartney
ジョンの繊細な作品。モーグ・シンセサイザーを使った最初の曲でもある。3人のハーモニーにエコーがかかっているのがわかる。ジョージ・マーティンのハープシコードもクリア。
09.ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー
You Never Give Me Your Money
Lennon-McCartney
アップルの財政悪化についてポールが書いた曲。ポールの中盤のヴォーカルがまろやかでクリア。ジョージのエレキ・ギターとポールのピアノもはっきり聴き取れる。
10.サン・キング
Sun King
Lennon-McCartney
ジョンがフリートウッド・マックの「アルバトロス」に影響を受けて書いた曲。イントロの鈴虫の鳴き声のようなSEとリンゴのパーカッションが目立って聞こえる。
11.ミーン・ミスター・マスタード
Mean Mr. Mustard
Lennon-McCartney
ジョンがインドで作ったナンセンスな曲をメドレーの1曲として取り込む。ポールのファズベースのような強靭な音とリンゴのタンバリンがクリアに。
12.ポリシーン・パン
Polythene Pam
Lennon-McCartney
これもジョンがインドで書いた曲。ジョンがリヴァプール訛りで歌っている。ジョンの生ギターの響きが良く、リンゴのドラムの連打は残響音が強く残っている。
13.シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドー
She Came In Through The Bathroom Window
Lennon-McCartney
ポール作の軽快な作品。ポールのベースとリンゴのタンバリンやパーカッションが目立つ。ジョンの生ギターとジョージのエレキ・ギターのコンビネーションもいい響きだ。
14.ゴールデン・スランバー
Golden Slumbers
Lennon-McCartney
16世紀の子守唄をヒントにポールが書いたバラード。エコーの少しかかったポールの歌声に膨らみが出た。ポールのシャウトする場面も、こんなに艶かしい声を聴いたのは初めて。
15.キャリー・ザット・ウェイト
Carry That Weight
Lennon-McCartney
「ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー」のメロディを組み込んだポールならではの曲構成が冴えた1曲。ジョージのエレキ・ギターとストリングスの響きが目立っている。
16.ジ・エンド
The End
Lennon-McCartney
リンゴ初のドラム・ソロや3人のギター・バトルを披露したあと、“最後の言葉”を告げる。ドラム・ソロやタム、スネアなどを含めてリンゴのドラミングの妙技をさらに堪能できる。
17.ハー・マジェスティ
Her Majesty
Lennon-McCartney
そしてポールがひとり生ギターを抱えてアンコールで登場し、女王陛下に“一言”。ポールの生ギターの高音の爪弾きがさらに伝わるような響きになった(ような気がする)。


文/藤本国彦
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