盲目のテノール歌手、
新垣勉が今日から放送される東京都の“人権週間”TV&ラジオ-CMに登場します。
新垣勉は、沖縄でアメリカ兵の父と日本人の母との間に生まれました。生後まもなく不慮の事故により失明。その後、両親との離別や、育ての親だった祖母との死別で天涯孤独の身となります。そんな折、ある牧師との出会いによって生きる勇気と希望を得て立ち直り、大学に進学。西南学院大学神学部を卒業しましたが、音楽への思いを貫き、34歳で武蔵野音楽大学声楽科に進み、同大学卒業。歌手への道を歩んできました。
日本人離れした明るさを持つ声は深く澄み渡り、聴く人の魂を揺さぶります。逆境を乗り越え、自分を救った音楽の素晴らしさを伝える新垣の歌は、全国に感動の渦を巻き起こしました。
現在までに8枚のアルバムを発表しており、すべてのアルバムがクラシック業界においては異例ともいえる好セールスを記録。11月25日には最新アルバム
『届けたい〜あなたに歌を』(VICC-60725)がリリースされたばかりです。
さて、今回新垣が出演する“人権週間”のCMは、“心と心のハーモニー編”というタイトルが付けられたもの。公園で少年少女合唱団をバックに新垣が歌っている映像を中心に、彼のことを今まで支えた人々の写真が挿入されます。
「人生に光をくれたのは、音楽と、みんなの心の優しさでした」というナレーションも新垣勉本人が担当。苦難の人生を歩んできた彼の真実の感情が語られています。
歌唱楽曲は最新アルバムに収録されている「アメイジング・クレイス」。このCMは12月4日から12月10日まで、関東民放各局でON AIRされます。