「室内楽こそが音楽の唯一の真の形式であり、個性のもっとも真正な表現なのです」と語った
フォーレ。そのフォーレに因み、1995年にドイツで結成されたフォーレ四重奏団のソニークラシカルへのデビュー・アルバム
『R.シュトラウス&マーラー:ピアノ四重奏曲集・歌曲集』(SICC-30175 2,600円 + 税)が8月27日(水)に発売されます。歌曲では、ヨーロッパで絶賛されているソプラノの
ジモーネ・ケルメスが加わり、持ち前の表現力溢れるドラマティックな歌唱を披露しています。
19世紀末の後期ロマン派の濃密な響きを蘇らせることをコンセプトに、今年生誕150年を迎える
R.シュトラウスの若書きの大作ピアノ四重奏曲をメインに据え、R.シュトラウスと親交のあった
マーラーのピアノ四重奏曲、そしてこの二人の作曲家の歌曲が収録された本アルバム。8曲の歌曲は、ディートリヒ・ツェルナーによるピアノ四重奏伴奏用の編曲版です。2019年までは編曲ができないはずの
R.シュトラウスの作品ですが、フォーレ四重奏団の熱意と粘り強い交渉によりR.シュトラウスの遺族からの特別の許諾を得ることができたため、本アルバムにこれら歌曲の録音が収められることとなりました。
なお、12月にはフォーレ四重奏団が来日。12月12日(金)及び14日(日)の公演にて、アルバム収録曲のR.シュトラウスと
マーラーのピアノ四重奏曲を演奏予定です。