スカーレット・ヨハンソンがフルヌードで体当たりの熱演を見せていることでも話題になっている映画『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』は、
レディオヘッドの「ストリート・スピリット」や
ジャミロクワイの「ヴァーチャル・インサニティ」などのビデオ・クリップを手がけたジョナサン・グレイザーが監督。
最近、独立問題でも話題を呼んだスコットランドの美しい自然を背景に、次々と男を誘って“捕食行動”を重ねていく謎の美女(スカーレット・ヨハンソン)の行動を淡々と追った内容で、単なるSFと呼ぶにはあまりにも実験的な手法がふんだんに盛り込まれた異色の作品だ。
この映画で音楽を担当したのは、
ミカチューとしての活動で知られるミカ・レヴィ。ストリングスの弦がガリガリこすれるような不気味なサウンドや、不協和音的な響きを多用、さらには雅楽を思わせるような楽曲などで、画面の緊張感を効果的に演出している。ミカチューとしての音楽性とはかなり違うが、サントラ盤についても海外メディアからは高い評価を得ている。
ちなみに、本作がヴェネチア映画祭に出品された際には、審査員を務めた
坂本龍一が音楽の使い方を高く評価し、自身のラジオ番組にミカを呼んでセッションも行なったそうだ。
スカヨハの美しいバストだけでなく、音楽 / 音響面でも要注目の『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』は10月4日(土)より、新宿バルト9他でロードショー公開されます。
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