原作者である
トーベ・ヤンソンの生誕100周年記念作となる映画、『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』(2015年2月13日公開)。ムーミン一家がムーミン谷を抜け出してバカンスに繰り出す本作、ゲスト声優として、先日発表となった
木村カエラに続き、
さまぁ〜ず(
大竹一樹 /
三村マサカズ)の二人も参加。三村は、バカンス先の魅惑の地リビエラで出逢ったちょっとリッチな芸術家“モンガガ侯爵”、大竹は、ムーミンの恋のライバルとなるプレイボーイの“クラーク”を演じています。
今回、劇場版ムーミンに参加したことについて、三村は、「まずお話をもらった時に“よしやろう!”って気持ちになったぐらいに、ムーミンって面白そうですよね。ベタでいい感じのシュールさというか、それって俺ら(さまぁ〜ず)にピッタリだなと。で、台本も何も見ないでキャラクターの絵だけを見たときに、一瞬キャラクター的に大竹と俺逆かなって思ったんですよ。でもやってみたら監督が決めたことだし、逆じゃないんじゃないかなと思いました」とコメント。また大竹は、「オープニングがすごい好きなんですよ。格好いいんですよ。スナフキンのハーモニカから始まるんですが、ここがオススメ! オープニングを見逃さないように!」と、メッセージを寄せています。
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■『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』
[三村マサカズ]
――初アフレコにしては台詞量が多いらしいのですが、三村さんが時間を巻いてできたことをすごいねって言っていましたが……。
「それは皆さんのおかげですね。俺の性質をいち早く見抜いてくれて、“あっこの人は1ページ分読めないダメな人なんだ”って(笑)、1行1行ちゃんと割ってやってくれたんで、巻く術を知ってるスタッフですよね(笑)」
――(ムーミンの中で)ここが気に入っている、もしくは観てほしいというところは?
「僕がやっているのは偉い貴族のモンガガ侯爵って役なんですけど、ボヘミアンっていう自由人みたいなお金とかどうでもよくて好きなことする人に憧れるんですけど。雨とか風に打たれて挫折するところがあるんですよ。その貴族が挫折する場面に注目していただきたい。挫折していくところが段々俺の声になっていくんですけど、そこをちょっと褒められたので(笑)、俺もボヘミアンなのかなって感じが良かったです」
――本編の中で三村さんの好きなキャラクターは何ですか?
「ミィですね。同じミムラとしてミムラ姉さんも好きなんですけど、でも妹のミィがあんなにちっちゃいとは思わなかったんですよ。すごいちっちゃくて可愛いんですよね。あとミムラ姉さんの捕虜にとらわれてから自由になったのに“私捕虜にならなくていいの?”みたいな敵のところに戻っていく気の良さ、あれはミムラ姉さんのいいところですよね」
[大竹一樹]
――大変だったことはありますか?
「自分の頭でイメージしている理想のセリフ回しと実際に声に出してみた言葉のギャップがあったりで、ちょっと違うな……と自分でも感じる部分はありました。それに、しゃべりだすタイミングが難しいですね。時間内にいいきらなきゃ!と思ってあせっちゃったり。プロの声優さんはやっぱりすごく上手なので、安心して映像も観ていられるんだけど、自分の声が入った映像を観ると、どうしても違和感あって……でも、徐々に慣れましたし、楽しくやれました」
――役どころについて教えてください。
「お金持ちのセレブなプレイボーイです」
――ちなみに、三村さんもアフレコに挑戦されていますが……。
「マネージャー陣が言っていましたけど、三村さんは無理なんじゃないですか?(笑)。セリフも長いし、僕より難しいと思うんですよね。本当にできるのかなぁ? でも、監督が本当に素晴らしいので、何とかしてくれる気がします! ムーミンって他のキャラは口が動かないのに、クラークとモンガガだけ、はっきり口が動いているのはずるいですよね(笑)」