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ベルリン国際映画祭・銀熊賞脚本賞を受賞、南米ドキュメンタリー『真珠のボタン』10月公開

2015/06/29 15:29掲載
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ベルリン国際映画祭・銀熊賞脚本賞を受賞、南米ドキュメンタリー『真珠のボタン』10月公開
 2015年〈ベルリン国際映画祭〉で銀熊賞脚本賞を受賞、〈山形国際ドキュメンタリー映画祭〉インターナショナル・コンペティション部門への出品も発表された、南米ドキュメンタリーの巨匠パトリシオ・グスマン監督による『真珠のボタン』が10月10日(土)より、東京・岩波ホールで公開されます。なお、グスマン監督による前作『光のノスタルジア』も同時公開予定。

 ――全長4,600キロ以上に及ぶチリの長い海岸線。その海の起源はビッグバンのはるか昔まで遡る。そして海は人類の歴史をも記憶している。チリ、西パタゴニアの海底で“ボタン”が発見された。……そのボタンは政治犯として殺された人々や、祖国と自由を奪われたパタゴニアの先住民の声を我々に伝える。火山や山脈、氷河など、チリの超自然的ともいえる絶景の中で流されてきた多くの血、その歴史を、海の底のボタンがつまびらかにしていく――。

 本作の舞台となるチリ・アタカマ砂漠は、標高が高く空気も乾燥しているため天文観測拠点として世界中から天文学者たちが集まる一方、独裁政権下で政治犯として捕らわれた人々の遺体が埋まっている場所。生命の起源を求めて天文学者たちが遠い銀河を探索するかたわらで、行方不明になった肉親の遺骨を捜し砂漠を掘り返す女性たち。永遠とも思われる天文学の時間と、独裁政権下で愛する者を失った遺族たちの止まってしまった時間、天の時間と地の時間が交差する姿を圧倒的な映像美と共に描いています。

『真珠のボタン』
2015年10月10日(土)より、岩波ホールほか全国順次公開

監督・脚本: パトリシオ・グスマン
プロデューサー: レナート・サッチス
撮影: カテル・ジアン
天文写真: ステファン・ガイザード
製作: アタカマ・プロダクションズ

配給・宣伝: アップリンク
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