彫刻家・丸山喬平の個展〈重い靄〉が8月2日(日)まで、東京・阿佐ヶ谷「TAV GALLERY」(
tavgallery.com)にて開催中です。出展作品は、主に木材をメディアとした、身体がモチーフの等身大以上の大型作品。本展会場となるTAV GALLERYの大きな特徴である、大通り沿いの大ガラスからの圧巻の光景をぜひご覧ください。
丸山喬平は1987年に生まれ、東京芸術大学大学院美術研究科に在籍する気鋭の若手作家。東京都内を中心に多数のグループ展に出展しており、本展は昨年開催した初の個展〈『人』という表面〉に続く、作家として2回目の個展となります。
本展に込める想いについて、丸山は、「人の姿の佇まいから生じるプレッシャー、観察を通感じる畏敬、畏怖の念、存在感に、私の中に生じる思考、感情、欲とも願いともつかないイメージを沿わせ、視覚化出来ないかと試みている。(中略) 動く事の無い瞬間を保ち続ける形の中には、作り手の生涯の幾らかの時間が注がれており、時に認識し難い異形の形が現れる。如何なる形であっても、それは私の、私も含めた人間を肯定する姿勢であり、前進への願いである」と、ステートメントの中で語っています。
■丸山喬平
[個展]
2014年〈『人』という表面」(代々木アートギャラリー / 千駄ヶ谷)
[主なグループ展・参加プロジェクト]
2015年〈東京芸術大学卒業修了制作展〉(東京芸術大学美術学部彫刻棟)
2014年〈TOKYO DESIGNERS WEEK 2014〉(新宮外苑)
2014年〈伝撃ストーリーズ〉(メインビジュアル制作 / 作品展示 / 六本木シネマート)
2014年〈Derby展〉(Gallary kingyo / 千駄木)
2013年〈SOTTEN2013〉(ヒルサイドテラス / 代官山)
2013年〈東京芸術大学卒業修了制作展〉(東京都美術館)
2013年〈人ってなんだろう〉(Gallary kingyo / 千駄木)
2012年〈7orphans〉(東京芸術大学絵画棟)
2012年〈たてとほこ〉(Up stairs gallary / 代官山)
2012年〈Body scale〉(都立芸術高校)
2011年〈瑞浪陶土フェスタ〉大賞受賞 (瑞浪市準 / 同大学生とのグループ参加)
■丸山喬平 個展
「重い靄」
2015年7月24日(金)〜8月2日(日)
東京 阿佐谷 TAV GALLERY
11:00 〜 20:00
休廊 7月30日(木)