近年、社会情勢が不安定ながらもジャズ・シーンが盛り上がりを見せるウクライナから注目作が2作品リリースされます。
ウクライナ・ジャズ・シーンをリードしている中心人物、
コンスタンチン・イオネンコ(b)が、ウクライナのトップ・クラスのミュージシャン、ヴィクトル・パヴェルコ(ts)、アレクサンドル・パーヴロフ(g)、パーヴェル・ガリツキィ(ds)とともに2013年に結成した
ディープ・トーン・プロジェクトの長らく入手困難になっていた作品
『フロウ』(RPOZ-10013 2,400円 + 税)と、イオネンコが2013年に発表したソロ作
『ディープ・イマージョン』(RPOZ-10014 2,400円 + 税)がともに日本盤で初登場。
イオネンコは2003年からキエフで本格的に活動を開始。オーストリア、ドイツ、アメリカなどをツアーして多くの経験を重ね、現在では国内で開催されるジャズ・フェスティヴァルなどでシーンを牽引して活動を続けています。
東ヨーロッパのジャズが注目され、またECMレーベルに新たなファンが増えるなか、これまで謎に包まれていたウクライナ・ジャズ・シーンがようやく姿を現します。