DREAMS COME TRUE の楽曲からインスパイアを受けた、その想いを自由に小説にすることをテーマとする公募小説賞「otoCoto presents OtoBon ソングノベルズ大賞 〜音楽を感じる小説〜 DREAMS COME TRUE編」の受賞作(伊藤秋樹『大好き!』 / いぬじゅん『北上症候群』 / 白井かなこ『青の障壁』 / 岡田みちよ『ニンジン乱切り五十本』)が、11月28日(土)に電子小説として発売されます。
また、同賞の審査員をつとめた映画監督・
入江 悠 が、これらの小説から受けたインスパイアをもとにした12分のショート・ムービー『うれしいし、たのしいし、大好きかもしれない。』を制作。
平 祐奈 、
浦上晟周 が出演し、とある地方都市の高校での放課後を描いた本作は、オフィシャル・ページ(
otocoto.jp/songnovels )で公開されたメイキング映像に続き、12月1日(火)からは音楽専門チャンネル「MUSIC ON! TV」のステーションID(番組間に流される放送局のアイデンティティやメッセージを伝えるイメージ映像)として放送。12月4日(金)より、本編がKDDIのサービス「ビデオパス」内で先行配信されます。
(役柄について) バレエを2歳の頃からやっていましたが、こんな広い空間で4分半も踊り続けるのは初めての経験でした。作品の中で踊るというのは自分にとっての目標の一つだったので嬉しかったです。(撮影を終えて) 撮影には情熱的に激しく、体力の限界まで踊ることを心がけて臨みました。そして映像を見て、これぞ体で表現するという事なんだ!と実感し、自分としても新たな事に出会え、いろんな事が吸収できた作品でした。――平 祐奈 (役柄について) 映画監督を志す役ですが、僕も以前ドラマの現場で監督から演出することの面白さを聞いて、自分でも作品を撮ってみたいなと思った事があります。(撮影を終えて) 脚本や現場の雰囲気で感じたのが、この作品は何気ない日常の一コマで、そのリアルな空気感が大事だと思ったので、できるだけ演技っぽくなく、力を抜いて演じるようにしました。長回し撮影ならではのドキュメンタリーっぽさがとてもリアルで凄いなと感じました。――浦上晟周 今回、DREAMS COME TRUEさんの有名な楽曲にインスパイアされた小説、にインスパイアされたショートムービー、というちょっとややこしいインスパイアのリレーのような形で映像を作らせてもらいました。せっかくインスパイアされたのなら普段自分が照れてしまって題材として選ばないようなことをやろうと思い、「学校」のある風景を切り取ることにしました。二人の若い俳優さんと、比較的若いスタッフさんたちと一緒に、人生におけるある一瞬が切り取れていたら嬉しいです。 ――入江 悠監督 VIDEO
■『うれしいし、たのしいし、大好きかもしれない。』 [ストーリー] とある地方都市の高校の放課後。眞美子(16歳)はその日、体育館を使って自分のプロモーションビデオの撮影を計画していた。撮影を頼まれたのは、同じ高校の生徒である透(16歳)。透は映画業界に進むことを夢見ており、高校の映画研究会に入っている。 透はわがままな眞美子に命じられるまま、何の説明もなく急遽彼女のダンスを撮ることになった。眞美子はダンサーになることを夢見ていて、今月で高校を辞め、東京に行くことに決めていた。とくにツテがあるわけではない。このまま田舎にいても仕方がないし芽が出ない、そう思って東京行きを決心した。2人はそれぞれの思いを胸に、1回限りの本番に向かっていく……。