結成当初は動画サイトへの楽曲投稿を活動の中心としていたものの、「本当にみんなに歌が届いているんだろうか？みんなに感謝の気持ちが届けられてるんだろうか？もっとライブをやって直接歌を届けたい。直接会って感謝を伝えたい」との思いから近年は全国各地での路上ライヴを積極的に開催している伊東歌詞太郎（vo）と宮田“レフティ”リョウ（b, g, key）による2人組ユニット“イトヲカシ”が、今年も全国路上ライヴ・ツアー〈2016春〉を3月18日よりスタート。

　イトヲカシは、日本語を活かしたリリックとメロディ、力強い歌声で注目を浴び、動画サイトならではの展開を経て2人のTwitterの合算フォロワー数53万人、関連動画再生回数は2,500万回以上を誇るユニット。2013年以降はあまり公演が行われることのない都市圏以外の土地へ自ら足を運んで全国路上ライヴ・ツアーを実施。2013年3月から4月にかけて行われた〈イトヲカシ全国路上ライブツアー〜はるかぜのやくそく〜〉では東名阪を除く全国31ヵ所で12,000人以上を動員。2014年9月から10月にかけて実施の〈イトヲカシ全国路上ライブツアー2014〉では17ヵ所で7,000人以上を動員し、ソロでのライヴを含め2年間で全都道府県でのパフォーマンスを達成しています。


　今年も同様のコンセプトでスタートしたツアーは、全国20ヵ所で開催予定。すでに開始4日間で大分・福岡・山口・広島を回り、3,500人を動員。山口でのライヴでは宮田“レフティ”リョウが「僕たちはそれぞれミュージシャンとして苦労して来たからこそ、誰かに僕たちの音楽を聴いてもらえる事の重みを凄く分かっている。音楽はそこにあるだけでは価値のないもので、誰かに聞いてもらって、人の心に届いた時に価値が生まれるものだと思っている。だから僕らの音楽に価値をつけてくれているのはここにいる皆さんです、本当にありがとう」とコメント。伊東歌詞太郎もライヴ終了後、自身のTwitterにて「音楽をやっていて、お客さんなんていないのが当たり前なんだ。歌は聞いてもらえないのが当たり前なんだよ。嘘でもなんでもない。それが現実なのに、目の前の光景を見たら胸がいっぱいになってしまったよ。毎回そういう気持ちで歌をうたっています」と感謝の気持ちを綴っています。


　未だ全国流通盤のCDはリリースされておらず、ライヴとネットを駆使しながら音楽や聴き手と向き合って現在の状況を作り上げてきたイトヲカシ。路上ライヴ・ツアーも、開催地の決定を含めて自ら運営しているとのこと。ツアーは今後四国・関西・中部・関東と北上し、4月14日（木）の沖縄公演まで続く予定となっています。