『
変態村』(2004年)で知られる
ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督の最新作「地獄愛」(R15+)公開に合わせ、“実在した殺人鬼カップル”という同じ事件を基に製作された映画『
ハネムーン・キラーズ』(1970年 / 監督: レナード・カッスル)のリヴァイヴァル上映が決定。7月1日(土)より東京・新宿武蔵野館などで公開されます。
異常性欲に悩みながらも、その魅力を武器に結婚詐欺を繰り返すレイ。結婚詐欺師と知ってもレイへの愛が揺らぐことなく、すべてを捨てレイと共に生きることを選ぶマーサ。異常な愛で結ばれた二人は決して離れることはなかった――。狂気のラブ・ストーリーが展開される『ハネムーン・キラーズ』は「地獄愛」と同じく、“ロンリー・ハーツ・キラー”と呼ばれ、1940年代に全米を震撼させた殺人鬼カップル、レイモンド・フェルナンデスとマーサ・ベックの実話を基にした作品。殺人シーンのあまりのリアルさからアメリカでは即上映が終了、カッスルにとって本作が最初で最後の監督作となるも、映画監督の
フランソワ・トリュフォーや
ギャスパー・ノエ、作家のマルグリット・デュラスらファンは数多く存在し、2000年には日本でも公開されています。
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『ハネムーン・キラーズ』2017年7月1日(土)より新宿武蔵野館他全国順次公開
2killersinlove.com[ストーリー]
ある事故で頭蓋骨陥没の大怪我を負い、その影響で人格が崩壊して異常性欲に悩む結婚詐欺師のハゲ男レイ。そして、看護婦長である欲求不満の巨漢女マーサ。文通クラブ「ロンリー・ハーツ・クラブ」を通じて出会ったふたりはすぐさま恋に落ち、マーサはレイの結婚詐欺にともに手を染めていく。しかし、レイは次第にエスカレートする彼女の嫉妬に駆られるままに結婚詐欺相手の女性を次々と殺害していき……。
監督: レナード・カッスル
出演: シャーリー・ストーラー(『ディア・ハンター』) / トニー・ロー・ビアンコ(『フレンチ・コネクション』)提供: キングレコード
配給・宣伝: アンプラグド