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有森也実主演映画「いぬむこいり」にオダギリジョー、崔 洋一らがコメント

2017/05/11掲載(Last Update:17/06/26 12:24)
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有森也実主演映画「いぬむこいり」にオダギリジョー、崔 洋一らがコメント
 人間の女性と犬が夫婦として暮らすという伝承民話「犬婿入り」をモチーフに、4章4時間で構成された有森也実主演の映画「いぬむこいり」が5月13日(土)より東京・新宿K's cinemaほか全国で順次公開。封切を間近に控え、オダギリジョー山崎ハコ崔 洋一荒俣 宏、黒瀬珂 瀾、坂手洋二からのコメントが公開されています。

 本作は有森演じるフィアンセと別れた小学校教師・梓が、天の啓示を受けて宝探しの旅をするうちに「犬婿入り」伝説の世界に迷い込んでいく様子を、シニカルな風刺とエロティックな描写で描いています。メガフォンをとったのは、『ピストルオペラ』『オペレッタ 狸御殿』といった後期鈴木清順映画のプロデュースを務めた片嶋一貴。撮影を『レイクサイド マーダーケース』『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』といった青山真治作品で知られる、たむらまさきが務めています。個性的なキャラクターを演じるのは武藤昭平勝手にしやがれ)、緑 魔子PANTA石橋蓮司柄本 明ベンガルら。なお武藤率いる勝手にしやがれは、主題歌「カオス」も担当。同楽曲は4月にリリースされたアルバム『ア・デイ・カムズ』(UKCD-1166 2,900 + 税)に収録されています。

 本作に対しオダギリジョーは「親友として。この武藤昭平を見て欲しい。この、大きなおもちゃのような映画を相手に初期のトムウェイツを感じさせる哀愁と可笑しみを持ってカオスに向かって見事に走り切っている」と武藤の演技を称賛。また崔は「戦闘的で頭のイカレたルイス・ブニュエルの息子が誕生した。この不可思議なファンタジーを断固として支持する」と稀代の映画監督を引き合いに出しコメントしています。

 なおK's cinemaでの上映では片嶋監督やキャストに加え、足立正生白井良明鈴木邦男らゲストが登壇するトーク・イベントを連日開催予定。詳しくはK's cinemaのオフィシャル・サイトをご確認ください。

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親友として。この武藤昭平を見て欲しい。この、大きなおもちゃのような映画を相手に初期のトムウェイツを感じさせる哀愁と可笑しみを持ってカオスに向かって見事に走り切っている。
――オダギリジョー(俳優)

動物と人間との違いは、人間には理性がある事だと聞いた。本能のままに突き進むのは、まさに犬畜生だと言われる事だ。本能と理性の間で苦しむ男の姿は、もはや動物ではない。では何なのか。犬にあらず 人にあらず…。有森也実が体を張っている!有森は「エロいのにエグくない」 裸でも何でも 儚い透明感がある。なので色を持った周りの人達で、事態は濃くなっていく。 民話な感じの枯れた柄本おじいさえも、色っぽい。美しい日本の自然も色っぽい。様々な欲望を持った人達は皆「エロくてエグくて残酷」寓話、神話、民話、童話は いつも残酷さを孕んでいる。もしかして 未来の人間達への警告かもしれない。それを無視して起こった事を「バチが当たった」と言うのかも。それならば この映画は、斜めから警告しているのだろうか。あと1日待てば、犬は人間の男になれた。女もあと1日待てば良かったのだ。本能を押さえて押さえて、捨てて捨てて…。ああ、でもやっぱり待てなかった…。本能を捨てられなかった…。その瞬間から動物なのさ、人間は。とね。
――山崎ハコ(歌手 / 女優)

戦闘的で頭のイカレたルイス・ブニュエルの息子が誕生した。この不可思議なファンタジーを断固として支持する。追憶を拒否し、すべてを革命的であると宣言する物語に驚愕。ゲバラは言うだろう。この映画は葬送の詩ではなく、弾丸という物語だと。
――崔 洋一(映画監督)

そっと見たい、シークレットな作品だ。神話なきこの現代、これくらい本気で弾けて、ちょうどいい!
――荒俣 宏(作家)

神話が俗世を浸食し、現実もまた伝説を呑み込む。片嶋監督が映像化したのはまさにその強烈なバトル。馬鹿げた現代に生きる私たちこそ、この四時間の旅を通じて「絶望し、更新されよ!」。犬神様の声が聞こえるだろう?
――黒瀬珂瀾(歌人)

ハリボテのオスプレイが墜落し、日本南島がアラブ世界と繋がる。たむらまさき映像に瞠目。柄本明の?気、PANTAの虚無。やりたいことをやりきったはずなのに、やりきれなさに身を浸すしかない。勇気と煩悩の四時間。
――坂手洋二(劇作家 / 演出家)

「いぬむこいり」
2017年5月13日(土)より東京・新宿K's cinemaほか全国で順次公開
映倫: R-15
www.dogsugar.co.jp/inumuko.html

[あらすじ]
東京で小学校の教師をつとめる梓には、自分の家に先祖代々伝わる物語があった。それは、お姫様と軍功を上げた家来の犬が結婚するという不思議な犬婿伝説だった。ある日、梓は学校で問題を起こし、長年つきあっていたフィアンセには別れを告げられ、大喧嘩になって、警察沙汰になる。何もかもうまくいかない梓が落ち込んでフラフラと街に出たとき、空からお告げの声が聞こえる。「イモレ島へ行け。そこには、おまえが本当に望んでいる宝物がある」と…。梓はすべてを捨てて、宝探しの旅にでるが、行く先々にはたいへんな苦難が待ち受けていて、それが家に代々伝わる伝説と関係があることが少しずつわかりはじめ――

監督: 片嶋一貴
脚本: 中野太 / 片嶋一貴
出演: 有森也実 / 武藤昭平 / 江口のりこ / 尚玄 / 笠井薫明 / 山根和馬 / 韓 英恵 / べンガル / PANTA / 緑 魔子 / 石橋蓮司 / 柄本 明
主題歌: 「カオス」勝手にしやがれ(hige records / Barbate Rock)
企画 / 製作: ドッグシュガー
2016年 / 日本 / カラー / ビスタサイズ / 5.1ch / 245分


配給: 太秦
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