89年に兵庫県に生まれた松平莉奈は、京都市立芸術大学で日本画を学び、綿矢りさ(作家)、名和晃平(彫刻家)といった名だたる芸術家が輩出した〈京都市新人芸術賞〉を今年2月に受賞。クレモンティーヌのデビュー30周年記念ベスト・アルバム『Clementine All Time Best』や、中 孝介のデビュー10周年記念盤『THE BEST OF KOUSUKE ATARI』のジャケット(先着購入特典のスリーブケース)を手がけるなど、アーティストとのコラボレーションでも注目を浴びています。今回の展示では、日本画の伝統を下敷きに“他者について想像すること”をテーマに作り上げてきた作品から、CDジャケットの貴重な原画2作品も含む12点が展示されています。