2016年の初開催が大きな反響を呼んだイベントの第2弾〈爆音映画祭2018 特集タイ|イサーン VOL.2〉が、2月21日(水)〜24日(土)の4日間に亘って東京・渋谷 WWWにて開催されます。日本では観られる機会の少ないタイ映画の名作の数々を“爆音”で上映するほか、トークやレクチャー、ライヴが実施される予定です。
初日の21日は“soi48 DAY”。UCLAで
フランシス・フォード・コッポラや
ロマン・ポランスキーらと共に映画を学んだチャトリ・チャラーム・ユーコン監督の『タクシードライバー』、強烈な体制批判を含みながらもミュージカル・ナンバーが全編にちりばめられた異色作『バー21の天使』、イサーンの小学校に派遣された青年教師が農村社会の階級構造、役人の腐敗に直面する1978年の大ヒット映画『田舎の教師』の3本を上映。『田舎の教師』上映後には、soi48のトークが行なわれます。
22日“チャウィーワンDAY”での上映は、1970年の伝説的音楽映画『モン・ラック・ルークトゥン』のヒットを受けて製作された『モンラック・メーナム・ムーン』、2016年の上映で好評を博したスラシー・パータム監督『花草女王』の2本。『花草女王』の上映と併せ、映画のモデルであるタイの人間国宝チャウィーワン・ダムヌーンが来日し、モーラムの特別レクチャーとミニ・ライヴが開催されます。
23日は“空族DAY”。昨年2月に公開され、大ヒットした『バンコクナイツ』のメイキング・ドキュメンタリー『映画 潜行一千里』、『バンコクナイツ』にも出演したスラチャイ・ジャンティマトンが音楽を担当する『トーンバーン』、さらに空族の2011年作『サウダーヂ』を上映。『映画 潜行一千里』の上映後には監督の向山正洋と空族の相澤虎之介のトークも予定されています。
24日の“モーラム・ライヴDAY”では、
アンカナーン・クンチャイらイサーンのスター歌手が勢揃いした1980年製作のミュージカル調娯楽映画『ルーク・メー・ムーン』の上映に加え、若手No.1ケーン奏者のポンサポーン・ウパニの音色に乗せて人間国宝ポー・サラートノーイが掛け合うモーラム・ライヴ、日本唯一のピン・プラユック・バンドmonaural mini plug、ザ・バビロン・バンド、
エマーソン北村によるライヴが決定しています。