ニュース

タイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督による傑作『世紀の光』が日本劇場初公開

アピチャッポン・ウィーラセタクン   2015/11/25 15:01掲載
はてなブックマークに追加
タイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督による傑作『世紀の光』が日本劇場初公開
 『ブンミおじさんの森』(2010年)でカンヌ映画祭・パルムドールを受賞したタイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督による幻の傑作、映画『世紀の光』(2006年)の日本での初となる劇場公開が決定。2016年1月9日(土)より東京・渋谷 シアター・イメージフォーラムで上映されます。

 『世紀の光』は2つのパートに分かれており、前半は地方の緑豊かな病院、後半は近代的な白い病院が舞台。登場人物の多くも重なり、医師の恋の芽生えなどのエピソードはどちらのパートでも反復されるなど、どこか奇妙な感覚に誘われる“微笑み”と“驚き”の傑作。ラストを飾るNEIL & IRAIZAの楽曲や、闇に聞こえる虫や動物の声、空調ダクトの響きといった“音”も本作の重要な要素となっています。

 初長編となった『真昼の不思議な物体』が2001年に山形国際ドキュメンタリー映画祭で優秀賞を獲得したのを皮切りに、『ブリスフリー・ユアーズ』(2002年)はカンヌ国際映画祭・ある視点賞、『トロピカル・マラディ』(2004年)は同審査員賞、そして『ブンミおじさんの森』で遂にパルムドールに輝き、トップクラスの映画作家として注目を集めると同時に、美術作家としてもヨコハマトリエンナーレへの参加(2011年)やヒューゴ・ボス賞へのノミネートと、世界的に活躍しているアピチャッポン・ウィーラセタクン。2016年は、『世紀の光』公開に合わせ、旧作長編とアート・プログラムを集めた特集上映が開催され、3月には最新作『光りの墓』が公開。さらにアートの分野でも、福岡、青森、横浜での展覧会やワークショップ、〈さいたまトリエンナーレ 2016〉への参加に東京都写真美術館での個展も予定されています。

世紀の光

(C)2006 Kick the Machine Films

『世紀の光』
2016年1月9日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー

製作・監督・脚本: アピチャッポン・ウィーラセタクン
字幕: 寺尾次郎
字幕協力: 吉岡憲彦
配給: ムヴィオラ
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 魚返明未 日本の新世代ジャズを牽引するピアニストが、新たなトリオでアルバムを発表[インタビュー] みやけん 人気ピアノYouTuber 『俺のヒットパレード!』第4弾リリース!
[インタビュー] Billyrrom 注目の新世代バンドに聞く新章突入と〈HEADZ 〜NEW HOT WAVE〜〉出演への思い[インタビュー] 町あかりの歌謡曲・春夏秋冬 春のテーマは「ディスコ」!
[インタビュー] Arvin homa aya  実力派シンガーの話題曲 アナログで連続リリース[インタビュー] ジェイコブ・コーラー × kiki ピアノ 凄腕師弟コンビ
[インタビュー] 文坂なの \[インタビュー] 人気ジャズ・ピアニストが立ち上げた新レーベル 第1弾は田中裕梨とのコラボ・シングル
[特集] いよいよ完結!? 戦慄怪奇ワールド コワすぎ![インタビュー] you-show まずは目指せ、新宿制覇! 新宿発の楽曲派アイドル・グループがデビュー!
[インタビュー] 想像を超えた創造。タフでラフでラブな一枚 崇勲×ichiyonのジョイント・アルバム[インタビュー] 千住 明、オペラ・アリアをヴァイオリンで 千住真理子とともに20年以上前の編曲スコアを再録音
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015