当時ヨーロッパ随一と謳われたマンハイム宮廷楽団。大胆な強弱の使用で知られ、
モーツァルトに多大な影響を与えたといわれています。その実力派集団を創立し、育て上げた
ヨハン・シュターミッツ(Johann Wenzel Stamitz)と息子
カール・シュターミッツ(Carl Stamitz)の協奏曲および交響曲に焦点をあてたアルバム
『マンハイム宮廷の栄華 〜シュターミッツの管弦楽〜』(ALCD-3100 2,800円 + 税)が10月7日(火)に発売されます。
シュターミッツ父子による協奏曲と交響曲は、進歩的な様式と卓越した管弦楽法によって、ヨーロッパ全土を席巻しました。とりわけ、クラリネットの地位を高め、オーケストラ編成を充実させた功績は特筆すべきものがあります。本アルバムでは、その後の音楽史を決定づけた18世紀マンハイムの音楽の魅力を、九響首席クラリネット奏者タラス・デムチシン(Taras Demchyshyn)と、北九州市を拠点に活躍著しい“響ホール室内合奏団”の活気あふれる演奏が伝えてくれます。
■2014年10月7日(火)
『マンハイム宮廷の栄華 〜シュターミッツの管弦楽〜』ALCD-3100 2,800円 + 税
[演奏]
タラス・デムチシン(cl / 指揮)
ナザール・ヤスニツキー(vn)
オスカー・マーティン(hc)
響ホール室内合奏団
[収録曲]
01-03. ヨハン・シュターミッツ(1717-1757): クラリネット協奏曲 変ロ長調
04-06.カール・シュターミッツ(1745-1801): ヴァイオリンとクラリネットのための協奏曲 変ロ長調
07-09. ヨハン・シュターミッツ: マンハイム交響曲第1番 ト長調
10-12. ヨハン・シュターミッツ: マンハイム交響曲第2番 イ長調
13-15. ヨハン・シュターミッツ: マンハイム交響曲第3番 変ロ長調
[録音]
2013年8月7日 福岡 末永文化センター