トレブル・ヴィオラ・ダ・ガンバと自身のヴォイスを駆使するフランスの女性マルチ・インストゥルメンタリスト、セシル・スコットによる、
コリーン(Colleen)がさらに幻想的な新境地へと到達した5枚目のアルバム『Captain of None』が完成。国内盤(ARTPL-062 2,100円 + 税)が4月8日に(水)発売されます。
本作は、突出したベース・ラインと多彩でパーカッシヴなエフェクトによってテンポの速いトラックを構築し、彼女の作品のなかでもっともメロディックなアルバムに仕上がっており、さらに幻想的な新境地へと到達した印象。レコーディングはスペインはサン・セバスチャンの自身のスタジオで行ない、ミックス、プロデュースまですべてみずから担当しています。これまでの作風はサンプルやループをベースにしたミニマルなコンポジションが主体でしたが、本作からはヴィオラとヴォイスを焦点にしています。
幼少期の彼女は
リー・ペリーや
オーガスタス・パブロなどのジャマイカ音楽に傾倒し、息をのむような創作力で録音されたさまざまな驚くべき音楽に、畏敬の念を覚えました。本作にはその影響と技術が如実に盛り込まれており、パーカッションとヴォーカルにダビーなエコー・エフェクトをかけ、ヴォーカルのフォードバックやアナログ・グリッチを創るためにMoogerfoogerのディレイ・ペダルを駆使。箸やインドネシアの金属印刷ブロックなど、自宅の私物もパーカッションとして使用して、ヴァリエーション豊かで型にはまらない独特の音世界を完成させています。
■2015年4月8日(水)発売
Colleen
『Captain of None』
ARTPL-062 2,100円 + 税
[収録曲]
01. Holding Horses
02. I'm Kin
03. This Hammer Breaks
04. Salina Stars
05. Lighthouse
06. Soul Alphabet
07. Eclipse
08. Captain of None
+ 1 bonus track