1980年代に台湾映画界から発信された“台湾ニューシネマ”。ドキュメンタリー『
台湾新電影時代』(2014年)でも詳しい同ムーヴメントを牽引したひとり、故
エドワード・ヤン監督が遺した作品「台北ストーリー」(1985年)の日本初公開が決定。
マーティン・スコセッシが設立したフィルム・ファウンデーションによる4Kデジタル修復版にて、5月6日(土)から東京・渋谷 ユーロスペースなどで上映されます。
80年代半ばの台湾・台北を舞台に、変わりゆく街の風景と男女のすれ違いから、その時代ゆえの焦燥感・倦怠感を描く「台北ストーリー」。出演は、監督としても広く知られ、“盟友”であるエドワード・ヤン監督のために自宅を抵当に入れてまで本作の製作費を捻出したという
ホウ・シャオシェン(俳優として唯一の主演作 / 4Kデジタル修復版の監修も担当)と、この後監督と結婚することになる台湾の人気シンガー、
ツァイ・チン。監督自身は、「主人公2人は、それぞれ台北の過去と未来を表している。過去から未来への移行というのがテーマだ」と言葉を寄せた作品です。
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■「台北ストーリー」
2017年5月6日(土)よりユーロスペースほか全国順次ロードショー
監督・共同脚本: エドワード・ヤン
主演・製作・共同脚本: ホウ・シャオシェン
脚本: チュウ・ティエンウェン
音楽: ヨーヨー・マ
出演: ホウ・シャオシェン / ツァイ・チン / ウー・ニェンチェン / クー・イーチェン
提供: 竹書房 / オリオフィルムズ
配給: オリオフィルムズ
配給協力: トラヴィス