10月23日(木)〜31日(金)に開催される〈第27回東京国際映画祭〉(
www.tiff-jp.net)の目玉のひとつとなるイベントの詳細が明らかに。日本の伝統芸能の発信地である「歌舞伎座」にて、歌舞伎と縁のある“世界の喜劇王”こと
チャールズ・チャップリンの『街の灯』を特別上映、上映前には歌舞伎俳優・市川染五郎(写真)が舞踊「石橋(しゃっきょう)」を披露する、〈歌舞伎座スペシャルナイト〉が27日(月)に行なわれます。チケットは税込10,000円、10月3日(金)10:00より電話予約、Web受付がスタート。
なお、舞踊終了後には約30分の休憩が入り、1889年(明治22年)の歌舞伎座開場当時に人気を博していたお弁当を再現した“東京国際映画祭 特製幕の内弁当”がふるまわれ、その後、市川染五郎によるトークも実施されます。
日本びいきで歌舞伎を愛し、来日の際には実際に歌舞伎座を訪れ、市川染五郎の曽祖父である七世松本幸四郎と写った写真が記録にも残されているチャップリン。またその一方で、チャップリンの名作『街の灯』をアメリカで見て感銘を受けた歌舞伎関係者が帰国後、歌舞伎の世話物として「蝙蝠の安さん」という作品を歌舞伎座で上演したというゆかりも。