虐殺で兄を失った主人公が加害者に直接対峙するさまをカメラに収めたドキュメンタリー映画『ルック・オブ・サイレンス』が7月4日(土)より公開されることを記念し、その“前作”となる『アクト・オブ・キリング』の劇場公開版が東京・渋谷シアター・イメージフォーラムで同日より上映。(21:05〜上映回のみ)
60年代のインドネシアで起きた虐殺の実行犯たちに“自分の殺人を再現”させるという前代未聞の手法をとったドキュメンタリー映画『アクト・オブ・キリング』。その第二章といえる『ルック・オブ・サイレンス』は、いまだに虐殺の当事者が権力の座にあるインドネシアで、「もし戦後半世紀経ってもまだナチスが権力を持っているとして、ホロコーストの被害者が加害者に直接対峙して罪を問うようなもの」(
ジョシュア・オッペンハイマー監督)という、こちらも前代未聞の試みとなる作品です。