7月26日（土）より公開が決定した、河瀬直美監督の最新作『2つ目の窓』（出演：村上虹郎 / 吉永 淳 / 杉本哲太 / 松田美由紀 / 渡辺真起子 / 村上 淳 / 榊 英雄 / 常田富士男）が、〈第67回カンヌ国際映画祭〉のコンぺティション部門に正式出品されることが決定しました。

　昨年の同映画祭では審査員をつとめ、1997年に『萌の朱雀』でカメラドール（新人監督賞）、2007年『殯の森』でグランプリ（審査員特別大賞）受賞の経験をもつ河瀬監督が、今年も世界中の映画人からの注目を集めることとなります！



（C）2014“FUTATSUME NO MADO”JFP, CDC, ARTE FC, LM.

［河瀬直美監督からのコメント］
この度、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に私の最新作にして最高傑作だと思っている『2つ目の窓』が招待されました。
自分がこの作品を作りたいと思った気持ちをこういう形で世界に発信できるということをとてもうれしく思っております。この作品に携わった人たちが作品に込めてくれた思いは世界一だと思っています。どういう形でこれから扉が開かれて、どういう形で伝わっていくのかはまだ分からないですが、主人公の少年少女たちがその先の未来に向けて何を心の中に持って生きていけば幸せになれるのかということを考えて作った映画です。
奄美の絶対的で圧倒的な存在感のある自然の数々。それらが映画を通して世界に伝わっていくことを願っています。7月の公開に向けてまずはカンヌでお披露目。またいい形で日本に戻ってこられればいいなと思っています。

［村上虹郎からのコメント］
なにもかも初となる出来事の連続の中、河瀬監督を母とする熱いパーティーに必死で付いていってたら、もうここまできてしまった。胸が高鳴りながらも、現場での感覚との実感がまだ繋がっておらず不思議な感覚です。
監督、本当にありがとうございます。
そして、おめでとうございます。

［吉永 淳からのコメント］
「杏子」という役をいただいたその日から、河瀬監督をはじめ、キャストやスタッフの皆様のぬくもりに包まれて生きてきました。そのやさしい眼差しの数々に支えられて、私は本当に幸せでした。そして、この『2つ目の窓』を世界へはばたかせるチケットをくださった、カンヌ国際映画祭の方々に、心より感謝いたします。本当に、嬉しいです。『2つ目の窓』が、多くの方に愛される作品となりますように。

［松田美由紀からのコメント］
河瀬監督の作品でカンヌ国際映画祭に参加できて幸せです。
人間の深い感情を描いた作品だったので、演じる私達も裸の精神で挑みました。この作品で私は、また“俳優”にさせて頂いたと感謝しています。

［渡辺真起子からのコメント］
奄美から世界へ。永遠にも瞬間にも感じられた、生命の息吹が多くの皆様に届くことを願っています。

［村上 淳からのコメント］
映画に向き合い、映画とは？と自答し、葛藤している。そんな中に届いたカンヌの事。どう喜びを表せばいいのか、未だ整理できずに居ます。