『猫侍』シリーズの映画化第2弾となる『猫侍 南の島へ行く』のプレミア・イベントが、台湾・台北の人気シネコン「アンバサダーシアター」で7月25日(現地時間)に行なわれ、主演の
北村一輝が登壇。現地のファンから熱烈な歓迎を受けました。当日は現地の白猫“シャドウちゃん”も登場し会場を盛り上げたとのこと。
舞台挨拶が行なわれる映画館400席のチケットは発売開始からわずか40秒で即完。北村がステージに登場すると「(日本語で)北村さ〜ん!」の声が飛び、場内は興奮と熱狂に包まれる。台湾でのイベント出演は今回が初となった北村は、趣味で1年半ほど学んだという中国語で自己紹介。「ハウカンマ(面白かった?)」と中国語を交えながら挨拶すると、ファンから「おもしろかった!」と日本語で合いの手が入り、「チャンダマ?(ほんと?)」と聞き返すと、会場から大きな拍手と歓声。
『猫侍 南の島へ行く』について北村は、「世の中の映画はCGなどを使ったりどんどん先に進もうとしていますが、なにかを忘れているような気がします。猫のダンスでごまかしたところもありますが(笑)、本来の娯楽映画らしい、分かりやすい、家族揃って観てもらえる映画を作ったつもりなので、少しでも笑って、楽しんでいただければ嬉しいです。先日もニューヨークの映画祭に招待されましたが、怖い顔をした侍と可愛い猫がいて、侍はほとんど喋らないのに、アメリカでも観てくださる方がイスから転げ落ちるくらいウケているんですよね。こういう気楽に楽しめる映画が増えたら面白いなと思うんです」と語りました。
台湾でも作品を撮影したいと語った北村は、台湾映画について話が及ぶと「
ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督が好き」とラブ・コール。ホウ監督の最新作『黒衣の刺客』に出演した友人の
妻夫木 聡から監督と仕事をすると連絡をもらっていたエピソードを明かし、「羨ましい」と本音をもらす場面も。
また最後に、「こんなに盛り上がって、逆に気分を良くして頂いてありがとうございました。台湾でこの映画が人気になればまた、台湾に来れるかなと思っております。他の台湾の映画にも出演できるかもしれません(笑)。仲のよい友だちや、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に映画を観に行く時間を作って頂きたいと思います。なによりこんなに温かく皆さんに迎えて頂いたことを日本のみんなに伝えたいと思います。次回の『猫侍』は台湾と日本の合作で作れるかも知れませんね!」と笑顔を見せ、台湾から温かく迎えられたことについても感謝の気持ちを述べました。
台湾では昨年公開された前作『猫侍』が7週連続1位を獲得するなど高い人気をほこり、『猫侍 南の島へ行く』は台湾で7月31日より世界最速公開が決定。さらに、韓国と香港での配給も決定しています。
(C)2015「続・猫侍」製作委員会