5人組アイドル・グループ、ももいろクローバーZが10月5日、東京・日本武道館で女性限定ライヴ“ももクロ秋の2大祭り〜女祭り2012〜”を開催しました。ももクロのコスプレをはじめとする、思い思いの格好をした約1万人の女性（川上マネージャーほか男性関係者は“1日だけ女性になれる魔法のリボン”を着用）で埋め尽くされた会場では、メンバーが登場すると、あちこちから「かわいい〜」と黄色い声が飛び交います。

　シンデレラや白雪姫などのおとぎ話を連想させる鏡や階段を配した、まさに女子の夢が詰まったような乙女チックな装飾のステージに立つメンバーも「みんなのコールがかわいすぎる！」と女子のみの空間にはしゃぎ、百田夏菜子が「男の子には内緒で盛り上がっちゃいましょう！」と叫ぶと、“女子会”ムードが一気にヒートアップ！

　「ミライボウル」「ココ☆ナツ」などのヒット・チューンはもちろん、佐々木彩夏「あーりんは反抗期」、ももたまい（百田夏菜子＆玉井詩織）「シングルベッドはせまいのです」、事務所に推され隊（有安杏果＆高城れに）「事務所にもっと推され隊」のソロや別ユニットの楽曲も披露しました。


　さらに、テレビ東京系『ウレロ☆未完成少女』に出演する劇団ひとり、バカリズム、東京03のビデオ・メッセージが流れ、ももクロが声を担当する同番組のアイドルグループ「未確認少女隊UFI」が飛び入り出演し、「ベター is the Best」をライヴ初披露するといううれしいサプライズも。

　高木れにが「子どもになりたい」と唱えると、「本当に子どもになっちゃった」と話す小学生に戻った5人の映像が流れた場面の、あれこれ将来の夢について妄想を繰り広げるパジャマ・トークは、女子っぽさ200％。「メイドさんのお洋服着たい！」という声が出たところで、ステージにライトが切り替わりキュートなメイド服に衣装チェンジした5人が颯爽と登場するシーンは、胸キュンせざるを得ない演出でした。

　最後の挨拶ではバンド・メンバー、男性ダンサーに続いて、ももクロの呼びかけにより、彼女たちの振り付けを手がける石川ゆみが登壇。今回はトークの台本、セットリスト、ステージ・セットなど、すべての総監督を彼女が務めたことが明かされました。まさに、女子の女子による女子のためのステージは、大きな感動の中幕を閉じました。

　この日の模様は全国の19ヵ所の映画館やライヴ・ハウスでも同時生中継され、約4000人の女性ファンが集結。なお11月5日には、同じく日本武道館にてももクロの男性客限定ライブ『ももクロ秋の2大祭り〜男祭り2012〜』が開催されます。