熱狂的な鉄道ファンとしても知られる音楽プロデューサー
向谷 実の監修のもと、寝台特急「北斗星」が最後に上野駅に発着する様子を収録したハイレゾ音源が、3月27日(金) より音楽ダウンロード・サービス「mora 〜WALKMAN(R)公式ミュージックストア〜」(
blog.mora.jp/2015/03/27/hokutosei.html)にて10,000ダウンロードの数量限定で無料配信中です。
収録では、ハイレゾ音源に対応したソニーのリニアPCMレコーダー「PCM-D100」2台を上野駅ホームに設置。警笛、ブロワー、ジョイント音、そしてラストランを見届けた約3,000人の地鳴りのような歓声など、あの日あの場所にあった“音”を忠実に再現。様々な想いが巡った空気感をも、ありのままに体感することができます。
さらに今回は北斗星だけでなく、機関車「DF200-7000」の音もハイレゾ音源化。通常立ち入ることができない機関室における音を収録した貴重なものとなっており、こちらも「mora」にて3月27日(金)より10,000ダウンロードの数量限定で無料配信。
ハイレゾでこのような鉄道の音を収録してみて、これほど鉄道の音に向いているものはないなと思いました。左右だけではなく、上下、全体の奥行き感、リアルな迫力全てを感じ取ることができる。今まで聴いていた世界よりもずっと生々しく記録されるんです。“鉄道ファンで良かった”と感じる程の迫力で、音というのは奥が深いなと改めて感じさせられましたね。また今回、もう二度と来ない「北斗星」のラストラン収録という事で、入線から上野駅発車、上野駅到着、そして車庫に帰るまでの音を録りましたが、列車の発着に数々のドラマがあり、音で全ての情景が浮かぶんです。「北斗星」の最後の姿、それを見送るたくさんの人達の気持ちまで、この音を聴くことで想像できるんですよ。そんな素晴らしい瞬間をハイレゾ音源で遺し、このような形で世に出せた事はとても誇らしいし、今後も多くの鉄道ファンに語り継がれるものになるでしょう。音で新たな視野が広がるというのが、ハイレゾの世界にはあると思います。――向谷 実