フィンランド出身、注目のヘヴィ・メタル・バンドの日本デビューが決定しました。そのバンドとは、ローディ（Lordi）。“モンスター・バンド”と呼ばれる彼らの日本デビュー作『The Arockalypse』（写真）は、現時点で『ハード・ロック黙示録』という仮の邦題が付けられており、2007年1月24日の発売予定となっています。

　彼らが“モンスター・バンド”と呼ばれる所以は、そのインパクト絶大のヴィジアル・コンセプト。公式HPなどで確認していただければわかる通り、メイクや覆面を通り越してまるで特殊メイクの世界に近いものを感じさせます。2003年のデビュー以降、マニアの間では知られる存在でしたが、そんな彼らが大ブレイクを果たしたのは2006年の“Eurovision Song Contest”がきっかけ。かつてはあのアバを輩出し、近年ではウィグ・ワムやプードルズが好評価を得るなど、ロック・バンドの台頭も著しいこの伝統的な一大コンテストにおいて、なんと、史上最高得点で優勝してしまったのです。その優勝曲「ハード・ロック・ハレルヤ」は、本国では国歌よりも人気があると評判。欧州全域を巻き込み、すっかり時のバンドとなりました。

　その特異なヴィジュアルとは裏腹に、音楽性はキャッチーなメロディを活かした正統的なヘヴィ・メタル。輸入盤は今年の春にリリースされている『The Arockalypse』には、元キッスのブルース・キューリックをはじめ、トゥイステッド・シスターのディー・スナイダー＆ジェイ・ジェイ・フレンチ、アクセプトのウド・ダークシュナイダーなど、彼らのルーツが垣間見られるゲストも参加しています。日本では通常盤（BVCP-21514 税込\2,548）に加え、DVD付のスペシャル・エディション（BVCP-27118〜9 税込\3,360）も登場。日本でもこのモンスターたちが旋風を起こすのか、ご注目を。