マイケル・ムーア(映画監督) 2008/01/07掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
アメリカが抱えるさまざまな問題を、ユーモアを交えたドキュメンタリー・タッチで切り込んでいく、“アポなし突撃男”こと
マイケル・ムーア監督の最新作『シッコ』がいよいよDVD化決定! ギャガ・コミュニケーションズより4月4日に発売されます。
銃社会に突撃した
『ボーリング・フォー・コロンバイン』(2002年公開)、ブッシュ大統領に突撃した
『華氏911』(2004年公開)に続く3年ぶりの新作は“医療問題”がテーマ。日本の国民健康保険のような制度が存在しないアメリカの医療保険制度に鋭くメスを入れた作品で、制度の闇の部分にメスを入れ、問題点を次々と浮き彫りにしていきます。
DVD(GADY-1278 税込3,990円/写真)は、本編ディスクと特典ディスクの2枚組。特典ディスクには約60分のメイキング映像のほか、予告編、特報、TVスポットなどが収められます。
日本が追随するアメリカ型社会政策の現実として、日本もけっして他人事ではない“テロより怖い、医療問題”。アナタもビョーキな世界にメスを入れる本作を、ぜひDVDでもご体験ください!
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『シッコ』(GADY-1278 税込3,990円)
≪あらすじ≫
生きるべきか、死ぬべきか―アメリカではそれを決めるのは保険会社。そのウラで医療費が払えないというだけで多くの国民が命を落としている……。泣く子も黙る超大国のはずなのに保険充実度は世界37位、なんと先進国中最下位!! こんな医療制度はビョーキ(Sicko)だ!! マイケル・ムーアが吼えると、医療業界はたちまち厳戒態勢に!! ただちに「マイケル・ムーア対策マニュアル」を製作!? 全国の支社に緘口令を発令!!
先進国で唯一、国が運営する“国民健康保険”が存在しないアメリカ。よって国民は民間の保険会社に加入するしかなく、6人に1人が無保険で、毎年1.8万人が治療を受けられずに死んでいく。しかし『シッコ』はちゃんと保険に入っている人々についての映画である。
え? なら何の問題があるの? アメリカの医療保険の大半はHMO(健康維持機構)という、民間の保険会社が医師に給料を支払って管理するシステム。保険会社は「治療は不必要」と診断した医者には、“(無駄な保険料の)支出を減らしたい”という旨の奨励金を与え、加入者には何かと理由をつけて保険金を払わない。さらに多額の献金で政治家を操り、都合のいい法律を作らせる。人々は高い保険料を律儀に払っていても、一度大病を患えば治療費が支払えずに病死か破産を迎えるしかないのだ。
≪特典≫
・メイキング映像(約60分)
・オリジナル予告編
・劇場特報
・劇場予告
・TVスポット