今年12月6日に80歳を迎え、まさに芳醇なる実りのときを迎えている指揮者
ニコラウス・アーノンクール(Nikolaus Harnoncourt)。その誕生日を記念して、2タイトルの新譜
『J.S.バッハ:カンタータ集第29番、第61番&第140番』(SICC-1282 税込2,520円)、
『ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」(全曲)』(SICC-1290〜2 税込7,875円/写真)が12月23日にリリースされます!
まずはバッハ。有名な教会カンタータ3曲を収めたもので、2006年から2007年にかけてのウィーンでのライヴ録音です。
アーノンクールは、レオンハルトと共同して録音したバッハの教会カンタータ全190曲をはじめとする主要作品の演奏・録音によって、現在最高のバッハ解釈者として揺るぎない支持を得ています。今回の録音では、
クリスティーネ・シェーファー、ベルナルタ・フィンク、ヴェルナー・ギューラ、クリスティアン・ゲルハーヘルなど、アーノンクールが最近好んで共演する旬の名歌手をソロに起用している点も大きなポイント。アーノンクールのバッハ解釈者としての深まりをはっきりと刻印した、まさに決定的な演奏となっています。
そしてもう1タイトルは、なんと
ガーシュウィンの代表作で唯一のオペラ『ポーギーとベス』の全曲盤です!
アーノンクールとガーシュウィンという組み合わせは非常に意外なものですが、アーノンクールにとって『ポーギーとベス』は、子供のころ両親の家で楽譜やレコードを通じてそのメロディに親しんで以来、もっとも愛するオペラとなり、実際に自分が指揮することを長年にわたって夢見てきた作品でした。
この作品にベルクの『ヴォツェック』との関連性を見て取るアーノンクールが、今年の夏、シュティリアルテ音楽祭において初めてこのオペラを取り上げた時の演奏会形式上演をライヴ収録したものです。
歌手陣は、ポーギーを歌うジョナサン・レムラウを筆頭に、マリアを歌う大御所のロバータ・アレキサンダーに至るまで充実のオール黒人キャスト。楽譜は、ガーシュウィンが1935年の初演に際してオリジナル版を改訂した稿を、アーノンクールが独自に再現したものを使用。第3幕の「ノイズのシンフォニー」も演奏されています。
新作をリリースするたびに大きな話題と高い評価を得てきたアーノンクール。ファンにはたまらない2タイトル同時発売です!