ニューヨークを拠点に活動する世界トップ・クラスの弦楽四重奏団、
東京クヮルテットが2009年に結成40周年を迎え、記念の来日ツアーが東京と大阪で開催されます。
東京クヮルテットは、桐朋学園で
斎藤秀雄の薫陶を受けた当時の創立メンバーが、それぞれの室内楽への深い思いを胸に渡米し、1969年にNYのジュリアード音楽院にて結成されました。その翌年にはミュンヘン国際コンクールで優勝。以来40年、メンバー交代をしながらも最高峰の弦楽四重奏団として世界の人々を魅了し続けています。
現在のメンバーは、創設者の一人でもある磯村和英(va)、池田菊衛(vn/74年〜)、クライヴ・グリーンスミス(vc/99年〜)、マーティン・ビーヴァー(vn/2002年〜)です。
さて今回の来日ツアー、まず2月17日(水)大阪・いずみホールでのコンサートでは、デビュー時のプログラムが再現されます。東京クヮルテットの日本デビューは1970年、大阪国際フェスティバルでのことでした。40年にわたる活動の第一歩を踏み出した大阪の地で、ふたたび演奏されるベートーヴェン、ベルク、バルトーク。傑作揃いのプログラムは必聴です。
続いて2月18日(木)、19日(金)、20日(土)には、東京・王子ホールにて3日にわたるシリーズ・コンサートが開催されます。テーマは“Journey 旅”。
“Departure 旅立ち”と題された第1日目は、いずみホールと同じく、日本デビュー時のプログラムによる演奏。
“Transit 現在地”の第2日目は、王子ホールがリスナーから募集したリクエストをもとに構成したプログラムが演奏されます。ファンが今、東京クヮルテットに一番演奏してもらいたい作品として選ばれたのは、ハイドン、ラヴェル、ベートーヴェンでした。
そして“Destination これから”の第3日目は、アウエルバッハをはじめ、ハイドン、シューベルトというプログラム。ゲストにチェロの石坂団十郎を迎えます。
なお、今回のツアーで演奏されるベートーヴェンを収めたアルバム『ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番「ハープ」、第11番「セリオーソ」』(harmonia mundi・HMU-807460/輸入盤/写真)がリリースされていますので、予習にはぜひこちらを!