カンサス 2004/05/19掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
壮大なスケールを感じさせるドラマティックなサウンドが魅力のアメリカン・プログレッシヴ・ロック・バンド、
カンサス。もはや“ロック・クラシックス”と呼べる名バラード「すべては風の中に」など、いかにもアメリカ人らしい大陸的な大らかさを持ったそのサウンドは、今聴いても色褪せない魅力を持ったもの。そんな彼らも今年でデビュー30周年を迎えたそうで、それを記念した作品がUSにてリリースされることなりました。
まず、6月15日にリリースされるのは、彼らのデビュー作『ファースト・アルバム(原題:Kansas)』と2ndソング・フォー・アメリカ』のリマスター盤。今回のリマスター盤では、デビュー作に「ブリンギング・イット・バック」のライヴ・ヴァージョン(収録時間は約9分半!)を、2ndに「ダウン・ザ・ロード」のライヴ・ヴァージョンと「ソング・フォー・アメリカ」のシングル・エディット・ヴァージョンをそれぞれ追加収録しているそうで、またブックレットもレア写真満載の新規版へと変更されているそうです。
また、7月27日には
『Sail On』と題されたボックス・セットもリリースされる予定。彼らのボックス・セットといえば、94年に彼らの歴史を集約した
『伝承』(写真)がすでにリリースされていますが、今回の『Sail On』は、CD2枚組のベスト・アルバムに加えて、ビデオ・クリップ、ライヴ・フィルム、テレビ・パフォーマンス映像などが収録されたDVDが付属される予定とのこと。彼らの全盛期の映像は今では貴重なものだけに、これはファンなら是非とも手に入れたいところです。日本でもリリースされて欲しいものですね?