スイス出身のピアニスト、
コリン・ヴァロン(Colin Vallon)が自身のトリオで3年ぶりとなる新作アルバム『
Danse』(ECM / 輸入盤)を1月にリリース。
昨年アルバニア出身のシンガー、エリーナ・ドゥニと共に来日し、幻想的な演奏でオーディエンスを魅了したヴァロン。スイス・ミュージック・プライズにノミネートされ、ジャズのみならずスイスの音楽シーンをリードする存在です。
本作は昨年2月にスイス・ルガーノで録音。YouTubeなどではレコーディング風景の映像が公開され、プロデューサーのマンフレット・アイヒャーの姿も見られます。ヴァロンは9曲の作曲を担当しており、ピアノのメロディが曲のアウトラインを示し、そのフレームワークの中インプロヴァイズの空間を作り出すという洗練された世界を構築。静けさをたたえたリリカルな旋律に、寄り添うようなパトリス・モレの重量感あるベースとジュリアン・サルトリウスの繊細なドラムが一体となったアート作品のようなアルバムとなっています。
■2017年1月リリース
Colin Vallon Trio
『Danse』
ECM-2517 / 輸入盤
[収録曲]
01. Sisyphe
02. Tsunami
03. Smile
04. Danse
05. L'Onde
06. Oort
07. Kid
08. Reste
09. Tinguely
10. Morn
11. Reste(var.)
[演奏]
コリン・ヴァロン(pf)
パトリス・モレ(b)
ジュリアン・サルトリウス(dr)
[録音]
2016年2月 スイス・ルガーノ