TROUBLE KAZE 2017/03/03掲載(Last Update:18/10/29 14:14)
前作『Uminari』が高評価を得た
藤井郷子(pf)、
田村夏樹(tp)、
クリスチャン・プリュヴォ(tp)、
ピーター・オリンズ(dr)によるカルテット“
KAZE”にフランス・インプロ界の鬼才、ソフィー・アニエル(pf)とディディエ・ラセール(dr)の2人が加わった変則的セクステット“
TROUBLE KAZE”が1stアルバム『
JUNE』(LX-009 2,300円 + 税)を3月11日(土)にリリース。
TROUBLE KAZEは、KAZEにドラムとピアノを加えた2ドラム、2ピアノ、2トランペットという編成の変則ユニット。藤井が「ピアノが2台ある会場を探すのは、まさにトラブルです」と語るこの編成は、KAZE同様、ドラムのオリンズのアイディアから生まれたもの。KAZEとは異なり、全く譜面を使用せずにインプロヴィゼーションのみで演奏。楽器の奏法も伝統的な演奏方法にとらわれず、ピアノは鍵盤よりも内部演奏の時間が長く、トランペットもドラムも通常の奏法はあまり使っていないという意欲作。
特異な編成から2015年2月の結成以来3回しか公演が実現していないというTROUBLE KAZE。4回目の公演は今年4月にベルリンで予定されています。