2005/07/04掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
2000年7月1日にこの世を去った“マンボ・キング”こと
ティト・プエンテ(写真は
『50イヤーズ・オブ・スイング』)の5周忌を偲び、RCAに残されているプエンテのマンボ/ラテン名盤やその周辺の盤を選りすぐってCD化するRCAマンボ/ラテン名盤リイシュー・シリーズが8月24日に10タイトルを予定。K2 24bit Mastering、初回限定紙ジャケット仕様に加え、各タイトル\2,100(税込)という低価格も魅力です。
ティト・プエンテのほか、
ペレス・プラード、
ティト・ロドリゲスなどもラインナップされており、世界初CD化や日本初CD化といったレアなタイトルの復刻が多いので、お見逃しなく。
各タイトルについて簡単に触れると……
※各タイトル\2,100(税込)
●ティト・プエンテ
『ダンス・マニア(原題:Dance Mania)』(BVCJ-37436)※日本初CD化
1958年発表。50年代のマンボ・ブームをしのばせる、マンボ/ラテンの金字塔ともいわれるプエンテの代表作。
●ティト・プエンテ
『キューバン・カーニヴァル(原題:Cuban Carnival)』(BVCJ-37437)※日本初CD化
1956年発表。モンゴ・サンタマリア、ウィリー・ボボ、キャンディド、カルロス・ヴァルデスなど豪華なパーカッション陣を迎えた極上のマンボ。56年当時のオリジナル・ジャケットを再現。
●ティト・プエンテ
『トップ・パーカッション(原題:Top Percussion)』(BVCJ-37438)※日本初CD化
プエンテのティンバレスをはじめ、モンゴ・サンタマリアら5人のパーカッショニストたちによるアフロ・キューバンな打楽器の洪水。1958年作。
●ティト・プエンテ
『タンボー(原題:Tambo)』(BVCJ-37439)※日本初CD化
1960年ニューヨークにて録音。パーカッションの名手に加え、ドク・セヴァリンセンらジャズ・ミュージシャンを加えたもの。オリジナル・ジャケットを再現。
●ペレス・プラード
『マンボ・マニア(原題:Mambo Mania)』(BVCJ-37440)※世界初CD化
プエンテと並び称されるマンボの王様、プラードの1954年作。「マリリン・モンロー・マンボ」など当時を反映したようなマンボが聴ける。
●ペレス・プラード
『ハヴァナ・午前3時(原題:Havana,3A.M.)』(BVCJ-37441)
1956年作。名曲「ベサメ・ムーチョ」「南京豆売り」などを収録した傑作アルバム。故郷キューバへの思いを馳せた作品。
●クラウス・オガーマン
『ラテン・ロック(原題:Latin Rock)』(BVCJ-37442)※世界初CD化
1967年作。“ラテン・ロック”のタイトル通り、マンボを取り入れながらも、ブーガルーやソフト・ロック的サウンドが聴ける幻の名盤。
●エディ・カノ
『ディープ・イン・ア・ドラム(原題:Deep In A Drum)』(BVCJ-37443)※日本初CD化
1958年作。有名なジャズ・スタンダード「縁は異なもの」「チュニジアの夜」「私の彼氏」といったナンバーを極上マンボに。
●ティト・ロドリゲス
『ザ・ベスト・オブ・ティト・ロドリゲス(The Best of Tito Rodriguz)』(BVCJ-37444)※世界初CD化
マンボ全盛期にNYでマチート、ティト・プエンテと3大アーティストと並び称されたロドリゲス。50〜60年代のマンボ黄金時代の音源をまとめたベスト。
●ティト・ロドリゲス
『スリー・ラヴズ・ハヴ・アイ〜チャチャチャ/マンボ/ワワンコ(Three Loves Have I)』(BVCJ-37445)※世界初CD化
1968年発表。マンボのみならず、ラテンのリズム(チャチャチャ/ワワンコ)も取り入れ、幅広く聴かせた作品。