メタリカ 2005/07/15掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
戦争が絶えることのないこの世界――今年の夏、日本は戦後60年という大きな節目を迎え、さまざまなメディアで特集や企画が予定されていますが、8月24日にDVD化される
『ジョニーは戦場へ行った』(写真・GNBF-7223 \3,990(税込))に注目されてはいかがでしょうか?
1971年に製作され、日本では1973年に公開されたアメリカ映画。原作は映画
『スパルタカス』『パピヨン』などで知られる名脚本家のドルトン・トランボが1938年に発表した小説。また1940〜50年代のアメリカで席巻したヒステリックな“赤狩り”で、証言を拒否した映画人集団の一人だったトランボは、匿名で『ローマの休日』や『黒い牝牛』の脚本を書いたことでも有名な人物。そんなトランボが、自らメガホンを取って制作した作品がこちら。
――第一次世界大戦で目、耳、口などの感覚器官を失う大怪我を負い、野戦病院のベッドで横たわっているジョー。出征前の楽しい日々を思い出していた彼だったが、やがてひとりの看護婦が彼の胸に書き記した文字によって、彼は外界との繋がりを持つようになり……。
戦争で極限状態となった人間を主人公に、静かに反戦を訴えつつ、生の尊厳にも迫った感動作といえます。アメリカでは当時ベトナム戦争が激化していたこともあり、封印という憂き目にあったそうですが、ヨーロッパでは絶賛され、日本でもヒットを記録したもの。さらに
メタリカは、1989年に発表された「ONE」のビデオ・クリップに『ジョニー〜』のシーンを挿入し、その曲を本作に捧げたことでも知られています。
メタリカのファンにとってドキュメンタリー映画『メタリカ:真実の瞬間(原題:METALLICA:SOME KIND OF MONSTAR)』が公開されるこの夏、こちらの作品もご覧になって、戦争についてあらためて考えてみる機会にされてはいかがでしょうか?