元モーニング娘。の新垣里沙が主演をつとめる映画『ブラック・フィルム』が1月24日（土）より公開。初日には東京・ユーロスペースで舞台挨拶が行なわれ、ステージには新垣をはじめ、キャストより赤塚真人と天宮 良、荻島達也監督が登壇。劇場公開を迎えた心境や撮影秘話について語りました。

　『きみにしか聞こえない』『KIDS』で知られる荻島監督が、人間の妬みが渦巻く怪奇なストーリーを新たなホラーへと昇華させた意欲作『ブラック・フィルム』。嫉妬心に身を焦がすヒロインを演じる新垣のほか、『テニスの王子様』『ロミオ＆ジュリエット』で人気沸騰中の古川雄大、潔い演技で話題の中村有沙らのフレッシュな演技と、赤塚真人、渡辺裕之、三浦浩一、天宮 良らベテラン勢の名演が、観ている者を恐怖の世界に引きずり込んでいきます。


　舞台挨拶に登壇した新垣は、「やっと出来上がりまして、初日を迎えました！ 皆さんお忙しい中、足を運んでくださってありがとうございます。楽しんで帰ってください」と挨拶。作品については、「上映前なので詳細はあまり言えないのですが、素直で明るい女の子がいろいろあって復讐するという役なので、その変わりように気を付けながら演じました。ホラー作品は脅かされる役が多く、脅かす側は初めてだったので難しかったですね」と撮影を振り返り、また見どころについて、「ジャンルはホラーなのですが、人間の恨みからくる怖がらせ方なので、精神的に追い詰めていく感じになっています。また、怖い中にも家族愛が描かれていて、怖いんだけどちょっとホロッできるドラマもあったりします」とコメント。

　この日は、母親役を演じた秋川百合が客席からサプライズで登場し、新垣に花束を手渡す一幕も。最後には、「私たちが一生懸命思いを込めて撮った映画なので、ぜひ楽しんで最後まで見ていただけたらなと思います」（新垣）とアピール、イベントを締めくくりました。