小規模公開ながら大ヒットを記録した『しあわせのパン』(2011年)のスタッフが今度は北海道・空知(そらち)地方の“ワイナリー”を舞台におくる、映画『ぶどうのなみだ』(10月4日 北海道先行公開 / 10月11日 全国公開)。主演は、『しあわせのパン』に続き、北海道出身で映画やTVに大活躍中の
大泉 洋。共演には、シンガー・ソングライターの
安藤裕子、〈ヴェネチア国際映画祭〉で最優秀新人賞を受賞した若手実力派の
染谷将太。そして監督は、『しあわせのパン』を手がけ、同名小説も高く評価された
三島有紀子。今回もオリジナル脚本を書き下ろし、オール北海道ロケに臨みました。
さる8月28日(木)には、北海道の象徴である旧道庁前にオープンした新名所“赤れんがテラス”の隣にある、21万個の赤れんがが敷き詰められた札幌市北3条広場(アカプラ)にて本作の完成記念イベントが開催。広場に敷き詰められた赤レンガをレッドカーペットに見立て、ステージには大泉 洋、安藤裕子、染谷将太、三島有紀子監督が登場。また、特別ゲストの高橋はるみ北海道知事から大泉が「北海道特別“福”知事」に任命されるなど、大盛り上がりとなりました!
イベント後には場所を映画館に移し、完成披露舞台挨拶も実施。前作『しあわせのパン』に続き、北海道で撮影された本作について三島監督は、「北海道の色彩の美しさを映像に閉じ込めたいと思いました。空知の大地に立って感じたものを全て詰め込んでいます。是非皆様それぞれの感覚で味わってください」とコメント。
キャストは自身の役柄について、「今回もあまりしゃべらない役でしたが、“アオ”という辛い過去や苦悩を抱えたキャラクターに僕自身、共感できるところもありました。難しいけれども、愛せる役でした」(大泉)、「雨のシーンが過酷で、何度も死んじゃうと思いましたが、三島監督がきめ細やかに演出してくれたおかげで、“エリカ”という人物を演じきれました」(安藤)、「こんなに清々しい役ができて幸せでした。普段殺したり殺されたりと生死に関わる役が多いのですが、毎日幸せなまま眠りにつけました」(染谷)と、それぞれ語っています。
最後には大泉より、「こんなに北海道の魅力をダイレクトに伝えられる作品に出会えて嬉しいです。今回僕が北海道ワインについて色々知ることが多かったように、北海道の魅力について道民自身が再認識することが何より素敵なことだと、“福”知事は考えます」と、言葉が寄せられました!
(C)2014『ぶどうのなみだ』製作委員会
■『ぶどうのなみだ』
2014年10月4日(土)北海道先行 / 10月11日(土)全国ロードショー
配給: アスミック・エース