〈第29回日本ゴールドディスク大賞〉では2年連続でアーティスト・オブ・ザ・イヤー(洋楽部門)を受賞、昨日まで開催されたジャパン・ツアーでは全6公演で計20万人を動員し、日本中を熱狂の渦に包みこんだ
ワン・ダイレクション(One Direction / 1D)。3月4日(水)に発売されるTV情報誌『週刊ザテレビジョン』の表紙を飾っています。なお「海外アーティストが単独で“レモンを持って”表紙に登場」するのは1Dが史上初。「海外アーティスト単独表紙」としても
マイケル・ジャクソン(1987年11月6日号)以来、28年ぶりのこととか。
『週刊ザテレビジョン』の表紙を飾っている写真は昨年秋に撮り下ろされたもの。生のレモンを手に持った、フレッシュな1Dをチェックしましょう。
■『週刊ザテレビジョン』小林良輔編集長
以前より全世界で5000万枚のセールスを記録するワン・ダイレクションのパフォーマンスや日本での人気に注目しており、何かコラボレーションできないかと考えていました。もともと『週刊ザテレビジョン』の表紙のレモンには「フレッシュな情報の象徴」という意味があるのですが、今回彼らがレモンを持った写真を見たとき、世界で快進撃を続ける彼らの若々しいパワーを感じ、これまでにないフレッシュな表紙になると確信しました。
世界中の雑誌の表紙を飾っているワン・ダイレクションですが、レモンを持って登場するのは、もちろん今回が初めて。本誌でしか見られない、日本発&世界初のレアなワン・ダイレクションをぜひお楽しみください!
■編集担当者からの撮影秘話
真っ先に撮影場所に現れたのはナイル。撮影が始まるまで広いスタジオでずっとスタッフとサッカーをして遊んでおり、元気いっぱい。小道具のけん玉も目ざとく発見し、「やったことあるよ」と、早速練習に励んでいました。
表紙の「デカレモン」は、後ろに棒を差して宙に浮いた状態になっており、それを見たメンバーは不思議そうな顔で興味津々。実物のレモンを手にすると、匂いをかいだりかじったりして遊び始め、まるごと口に入れてしまう人も。居合わせたスタッフの「LEMON DIRECTION!」との声に彼らも笑い出し、楽しい撮影になりました。
撮影のメインはけん玉。みんな正しい遊び方をご存知で、しばし黙々とトライ。ゼインとハリーがなかなか上手で、何度かうまくお皿に玉を載せていました。ルイはほかのメンバーめがけて玉を投げつけ、糸がからまってしまって大笑い。カッコよく決めたカットも狙いましたが、ほおっておくと手で顔を隠したり、面白い顔ばかりしてくれるので、「シリアスに! カメラ見てください」とお願いするのが大変なほど。特にリアムは真顔でナイルをおんぶし始めたり、ズボンを脱ごうとしたりと茶目っ気を発揮していました。
帰り際には「サンキュー! グッバイ!」と取材陣の片言の英語に、笑顔で手を振ってくれた1Dの面々。ゼインは快く握手をしてくれました。ハリーにいたっては「ちょっと待ってて!」と自分のカメラを取りに戻り、本誌カメラマンを激写してニッコリ! カメラにハマっているのでしょうか。
「ここは、楽しく会話している風に」など、お願いすることの多いグループでの撮影ですが、1Dに関してはその必要は一切なし。常に笑いながらおしゃべりしていて、「もうちょっとカッコつけて!」と思ってしまうほど、飾らないやんちゃな青年たちでした。
表紙用のレモンは、撮影のために10個は用意してスタジオに持っていったんですが、撮影終了後、気が付いたらレモンにかぶりついたり、ボール替わりに遊んでいたり……スタジオ撤収のときは1個も残っていませんでした。