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オーランド・ブルームが来日、主演映画『ケープタウン』を語る

オーランド・ブルーム   2014/08/29 15:11掲載
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オーランド・ブルームが来日、主演映画『ケープタウン』を語る
 ――南アフリカ・ケープタウンで人気の元ラグビー選手の娘が殺された。2人の刑事ブライアンとアリが、少女の事件当夜の足取りをたどると、ある薬物の売人と会っていたことが分かる。その薬物は、最近頻繁に起こる“子ども失踪事件”の現場にも残されていたものだった――。8月30日(土)より新宿バルト9ほかにて公開されるサスペンス・アクション、映画『ケープタウン』。公開に先駆け、主演をつとめたオーランド・ブルームが来日を果たし、27日(土)には会見を行ないました。

 また当日は花束ゲストとして佐々木 希が登場、「これからのヨーロッパのプロモーションは佐々木さんにお任せした方がいいかもしれませんね」との言葉も!

オーランド・ブルーム

 かなりアウトローなキャラクターである“ブライアン”を演じたことについて、「初めに監督と話した時に、監督から“自分がファイナルカット権を持っているし、これはスタジオ映画ではないから思いきりふりきってやろう”と声をかけていただきました。ですから自分もそういう意気込みで臨むことができました。ブライアンが南アフリカで警察官であるということは本当に大変なことなんです。それを、撮影の4〜6週間前に現地に入って過ごす中で理解しました」とコメント。

 さらに続けて、「まずは南アフリカの文化、南アフリカで男性であるということはどういうことか、そして南アフリカで警察官であるということはどういうことかということを知り、この地で警察官として生きることの厳しさを知り、さらには多くの一般の方々の人生も厳しいということを知りました。また人間の命の対価というものがとても安く、命に重きが置かれないという現実があり、警察官にとってはとても辛い状況であるということを知りました。それを考えると、ブライアンが警察官として生きる上で毎日厳しい現実に直面したくないという気持ちから、お酒などに依存してしまったのではないかと思います」と、語りました。

 また今回共演したフォレスト・ウィテカーを、「(フォレスト・ウィテカ―は)真のアーティストであり、役への入り方は見ていてグッとくるものがありました。ひとつ例を挙げると、彼がベッドから起き上がるシーンでそのまま倒れ込んでしまったのですが、みんながあわてて彼の元に駆け付けたところ、彼は“役に入りすぎてやり過ぎた”と言ったんです。そこまで“キャラクターになりきる”という彼の演技に対する思いを見た気がしました。人柄も本当に素晴らしく、その人間性、思慮深さ、心の広さ、どれをとっても素敵な方です。もしまた彼と共演できる機会があるならどんな作品でも構いません」と、絶賛!

オーランド・ブルーム

 「撮影前から現地に入り、撮影中も滞在することができて、目からうろこが落ちるという経験をしました。南アフリカという国にはこれからの希望や可能性を強く感じる一方、同時に自分の理解の範囲ではありますが、南アフリカの方々には様々な大きな壁が立ちはだかっている中、前に進んでいかなければならないんだということを強く感じました。タウンシップと言われる地域では100万人以上の人々が最も貧しい状況で生活している姿を目にし、心を動かされました。本作を観ていただければこういう場所にいるということがどういうことなのかを経験して頂けるのではないかと思います」と、現地での経験もふまえて『ケープタウン』を語ったオーランド・ブルーム。「これまでに演じたキャラクターとは全く違います。演じていて演じ応えがありました。そんなキャラクターをみなさんに楽しんでいただければとても嬉しいです。また応援し続けてくれてありがとうございます! みんな大好きです!!」と、メッセージを寄せています。

(C)2013 ESKWAD-PATHE PRODUCTION-LOBSTER TREE-M6FILMS

『ケープタウン』
2014年8月30日(土)新宿バルト9他にてロードショー
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