ソフトバンクモバイルのスマートフォン向け総合エンタメアプリ「UULA(ウーラ)」では、人気俳優の
斎藤 工をはじめ6人の若手クリエーターによる、
大橋トリオや
浜崎あゆみなど人気アーティストの楽曲が持つ歌詞の世界観をモチーフにしたオリジナル・ショートフィルム6作品を5月29日(木)より順次配信(
uula.jp/sp/ssff)。
この6作品は、音楽・映像業界の活性化、新進気鋭の若手クリエイターの発掘を目的に昨年発足した、アジア最大級の国際短編映画祭〈ショートショート フィルムフェスティバル&アジア〉(SSFF & ASIA)とUULAのプロジェクトとして、映像と音楽の融合をテーマに製作されたオリジナル・ショートフィルム。
本プロジェクトでは、新進気鋭の若手クリエイターが、楽曲の歌詞に込められた世界観をもとに、物語を生み出すという新たな映像表現に挑戦。今やミュージック・ビデオの定番にもなったストーリー仕立ての演出や、近年注目が集まるリリック・ビデオといった表現手法とも一線を画す提案として、音楽が持つ魅力を新たな視点で切り取った作品となっています。
中でも注目は、人気、実力共に兼ね備え、マルチな才能を発揮している俳優、斎藤 工が監督をつとめた『半分ノ世界』(6月5日より配信)。大橋トリオの人気楽曲「HONEY」から生まれた、普段はすれ違うこともない、全日制高校に通う一人の女子高生と、定時制高校に通う青年との、机の落書きを介した心の交流を描いた物語。わずか15分にも満たないショートフィルムの中で、移りゆく繊細な心の機微を描いた本作は、長編映画とは違ったショートフィルムならではの凝縮された強いメッセージ性を感じさせます。
また、昨年の〈SSFF & ASIA 2013〉ミュージックShort部門で“UULAアワード”を受賞した門馬直人の監督作品『君を想う』(配信中)は、感涙必至のラブ・ストーリー。余命わずかな主人公と、それを見守る恋人との“最後の一日”を描いた物語は、浜崎あゆみの名曲「LOVE〜Destiny〜」をモチーフにしたもの!
■『半分ノ世界』キャスト&監督 Interview
[田辺桃子]
――本作で演じられた役柄について教えて下さい。
「弥生は、お母さんを亡くして心を閉ざしていますが、本当はとても素直で お母さん想いの優しい子です。美術部なので、よくお母さんの絵を描いていたり、ふと気づくといつもお母さんのことを考えていたりするので、色んな思いを抱えている子だと思います」
――これから作品をご覧になる皆様へ見どころを教えて下さい。
「この作品は、弥生と久松のラブストーリーでありますが、弥生が立ち直ってまた頑張っていこうと成長する姿も見どころです。斎藤監督のこだわりもたくさん詰まっていると思うので、たくさんの人に斎藤監督ワールドを楽しんでほしいと思います」
[斎藤 工監督]
――今回のUULA×SSFFの特別製作プロジェクトは、映像と音楽の融合をテーマにした取り組みでした。そんな取り組みの中で作品を製作するにあたり、歌詞の持つ世界観などをどのように映像化していったのかを教えて下さい。
「大橋トリオさんの〈HONEY〉のミュージック・ビデオが素晴らしいクオリティで既に世界観など完成形だったので、あまり楽曲にとらわれ過ぎないようにしました。なので、ドラマを制作するにあたり歌詞の物語や世界観をどのように展開できるかを考えました。もちろんメロディーや楽曲の雰囲気の残像はありましたが、全く別の切り口でドラマを発信しないと失礼な作品になってしまう思ったので、脚本に一番時間をかけて一番大事にしたところでした。脚本も信頼している金沢知樹さんにお願いするなど、監督というのは素晴らしいクリエイターにゆだねたり、託す立場なんだという事を体感しました」
――これから作品をご覧になる皆様へ見どころを教えて下さい。
「UULAでご覧になる方は、ボリュームを大きくして観てもらいたいです。というのも、映画館の劇場仕様の音作りにこだわりました。自分が映画を観る時、ビニールをつかむ音などの生活音にこそ映画である意味をもっていると思うので、映画祭ではミュージックショート部門での上映ということもあるので、音を意識的に体感してもらいたいと思います」