今年のフジロック出演も記憶に新しいシンガー・ソングライター、
スザンヌ・ヴェガ(Suzanne Vega)がじつに7年ぶりとなるニュー・アルバム『イルズ・フロム・ザ・レルム・オブ・ザ・クイーン・オブ・ペンタクルズ』(BRC-406 税込2,310円)を1月29日に発表します。
本作に収録された楽曲は、それぞれがそれぞれの角度から、物質社会で生きることや、精神世界、そしてそれらがいかにして交差するのかについてのストーリーを描いています。ヴェガはアルバム全体のテーマについて「私の作品の多く、とくにセカンド・アルバム(『Solitude Standing』)は、孤独がテーマになっていた。そしてこのアルバムは、繋がること、異なる精神が存在するということを歌っているの」と語っています。
ヴェガの清涼感ある歌声や、ソングライティングのセンスもさることながら、今作をサポートする豪華なミュージシャンにも注目。プロデューサーには、新作『ザ・ネクスト・デイ』など、長年に渡って
デヴィッド・ボウイの音楽監督を務めてきたジェリー・レナードを迎えています。またヴェガの長年のお気に入りであるマイク・ヴィセグリアをベースに、ドラムにはダグ・ヨーウェルを起用しているほか、デヴィッド・ボウイのバンドなどで活躍するゲイル・アン・ドロシー(b)とザッカリー・アルフォード(ds)も参加。さらに、
ピーター・ガブリエル作品への参加で知られ、一時期は
キング・クリムゾンのメンバーになり、その卓越したプレイで世界的に名を知られるベーシスト、トニー・レヴィン、
T・ボーン・バーネットお抱えのドラマー、ジェイ・ベルローズ、
ボブ・ディランが重用するラリー・キャンベルは、アルバム全体を通してバンジョーやマンドリン、シンバルを演奏、デヴィッド・ボウイや
B-52'sの作品で知られるドラマー、スターリン・キャンベル、ロンドン・チェンバー・オーケストラで首席トランペット奏者であるアリソン・バルサム、そしてバック・コーラスには、デヴィッド・ボウイ、
ポール・サイモン作品で活躍しているジャズ・ヴォーカリスト、キャサリン・ラッセルが参加しています。