シンガー高杉さと美のカヴァー・アルバム『Satomi』が6月19日（水）にリリース。同日には、東京・代官山「蔦屋書店」で発売に合わせたミニ・ライヴが行なわれました。

　約3年ぶりの新作となった『Satomi』、トータルプロデュースには、SMAPや遊助、AIなど数々の人気アーティストの楽曲制作に関わってきた今井大介を起用。カヴァーされた楽曲は全て男性アーティストのもので、高杉の優しく透明感のある歌声と高い表現力が、洗練されたアレンジによって引き立てられ、楽曲の新たな魅力を感じられる作品となっています。また、ビジュアル面では、高杉が“男装”に身を包んだスタイリッシュなイメージに。

　ミニ・ライヴは、久保田利伸「Missing」のカヴァーからスタート。メロウなギターの音色にのせて、可憐な歌声がフロアに優しく響き渡る。アルバムについて、「全て男性ヴォーカル曲のカヴァーとなっています。どれも、その曲の新たな魅力を見つけられるような作品にできればいいな、という思いを込めながらレコーディングしました」（高杉）と語りました。

　クールなアルバム・ジャケットは、「男性ヴォーカルのカヴァー集だから、思い切りメンズっぽくしたいなと思って」（高杉）と自身の考えを反映させたそう。ゆったりしたアレンジが店内のモダンでくつろげる雰囲気にぴったりの「サヨナラCOLOR」（SUPER BUTTER DOG）の後は、「“意外だね”と言われると思って選曲した」（高杉）という、アップ・テンポなアレンジが印象的な「Lies and Truth」（L'Arc〜en〜Ciel）を軽やかに歌い上げる。

　ラストは、ポップなアレンジと透き通った高音のマッチングが絶妙な「瞳をとじて」（平井 堅）。レコーディングの際には、スタッフとの会話などを通して「10曲それぞれ、人によって思い入れがあって、捉え方が違う。音楽の楽しさ、幅を感じた」という高杉。歌い手として、自身のヴァイブスを封じ込めたこの作品の充実度の高さを伺わせる、晴れやかな表情と観客への感謝の言葉で、ミニ・ライヴを締めくくりました。